日経 5月

日経 5月

2012年5月31日(木)

・消費増税関連めぐり野田佳彦首相(民主党代表)と小沢一郎元代表30日会談、元代表は反増税の姿勢崩さず平行線に。
 首相法案成立に向けて自民党との連携に傾く。2閣僚の交代も探り始め。

・米マイクロソフト、利用者間同士が情報の共有や交換に使う交流サイト(SNS)日本で始める。「買い物」の限定。
 楽天 <4755> [終値82000円]アマゾン・ジャパン、ニッセン <8248> [終値357円]など11社と連携。

・NY外国為替市場円相場上昇、一時1ドル=78円87銭と2/17以来約3ヵ月ぶりの円高・ドル安水準に。
 スペイン政府の資金調達が無事進むか不透明感高まる。円・対ユーロ一時1ユーロ=97円74銭。1/18以来の円高・ユーロ安水準。

・欧州危機背景に世界景気今夏にかけて勢い失いかねないとの懸念広がる。
 3年連続となる夏の不安。市場と企業の間で委縮心理絡み合う。
 投資家世界規模で保有株入れ替え。ハイテクなど「景気敏感株」から薬品のような「ディフェンシブ」へ。
 経営者心理の冷え込み表面化。5月購買担当者景気指数(PMI)欧州、中国、米国の数値軒並み悪化。

・国交省4/1時点の地価動向調査報告、全国主要150地区のうち22地区の地価が3ヵ月前比上昇。
 地価が下げ止まったと言える「上昇(22)」「横ばい(80)」地区合計3分の2超。

・ロシア、外資の自動車部品企業の現地生産本格化。イタリア・ピレリや独ボッシュもロシアで大型投資進める。

 横浜ゴム <5101> [終値529円]西部リペックで日本メーカーで初のタイヤ生産工場稼働。投資総額48億ルーブル(120億円)。

・2012年米大統領選、ロムニー前マサチューセッツ州知事共和党候補指名確定。ロムニー氏失業率6%へ引き下げ公約、オバマ氏と攻防。

・欧州連合(EU)欧州委員会30日、加盟国への経済政策の勧告発表。
 債務危機波及懸念のスペインなどに財政再建策や構造改革などの履行要請。金融システム安定への取り組みも促す。

・スペイン政府、同国大手銀行バンキアの190億ユーロ(約1兆8600億円)の支援要請受けた支援策の詰めの協議へ。
 6月にも支援策まとめる考え。

・米国債への買い膨らむ。
 米長期金利の指標となる表面利率1.750%の10年物国債利回り一時前日比0.10%低い(価格高い)1.64%前後と過去最低更新。

・中国温家宝首相今年の経済成長率について8%確保目標と指示したと報じる。
 景気テコ入れ策にはインフラなど主要プロジェクトの建設加速や銀行貸し出し拡大、金利引き下げも含まれると。

・独フォルクスワーゲン(VW)2013年半ばにも同社初電気自動車(EV)を日本に投入。
 急速充電用コネクターは日本の自動車メーカーなど世界標準化目指す「チャデモ規格」採用。独ダイムラーも年内国内でEV発売。

・東レ <3402> [終値525円]炭素繊維フル生産。日本、米国、フランス3工場で操業ペースを生産能力いっぱいの年1万7900トンに。
 在庫調整進み、航空機向け伸びているため。 

・オリンパス <7733> [終値1214円]グループ従業員7%以上2500人超の人員削減。
 事業の採算性厳しく見極め、医療機器など本業の成長性保ちながら全社的収益力の回復目指す。

・川重 <7012> [終値209円]
 タイとインドネシアで二輪車の生産能力約5割引き上げ。2014年までに約90億円投じ、両国の生産能力合計年32万台に引き上げ。

・ルネサスエレク <6723> [終値円260]
 大株主NEC <6701> [終値111円]日立 <6501> [終値452円]三菱電 <6503> [終値622円]の3社に対し、
 追加出資や人員の引き受けなど支援求める。交渉難航も。

・野田佳彦首相来週にも内閣改造行う方針固める。
 参院問責決議受けた田中直紀防衛相と前田武志国交相に加え、鹿野道彦農水相ら交代、中規模の改造に。

・HOYA <7741> [終値1688円]
 骨折治療に使われる金属製プレート製造会社日本ユニテック(東京・新宿)買収。高齢化で市場拡大、事業強化。

・政府、関西電力 <9503> [終値1099円]大飯原発3、4号機の再稼働に向けて大きく舵を切った背景には
 夏物の電力受注のひっ迫に加え、大幅値上げによる国民生活や経済に打撃与えかねないと判断。



2012年5月30日(水)

・いすゞ <7202> [終値412円]ミャンマーでトラック生産始める。最大都市ヤンゴンで今年度中にも工場取得。
 日本の製造業の集積進むきっかけにも。投資額数億円、まず年1千台規模で生産始める。

・国内独立系ヘッジファンド、あすかマネジメント(東京・千代田)に課徴金課すように金融庁に勧告。
 日本板硝子 <5202> [終値84円]公募増資計画公表前に主幹事JPモルガン証券から入手。約6千万円利益不当に上げる。

・欧州株式市場、スペイン株価指数の下げ目立つ。代表指数IBEX35の29日下落率は一時2%超、約9年ぶりの安値に。
 年初からの下落率(28日まで)スペイン25%、ポルトガル16%、イタリア13%に比べ下げ幅大きく。ドイツ株は7%上昇。

・三菱UFJ銀 <8306> [終値349円]みずほFG <8411> [終値118円]三井住友 <8316> [終値2331円]と中国大手銀、
 6/1から円と人民元の直接取引始める。

・FX取引業者大手セントラル短資FX(東京・港)
 7/2から個人や法人顧客対象に「人民元・円」取引始める。FX会社初人民元利用円取引扱う。

・アイルランド31日、財政規律強める欧州連合(EU)の新条約「財政協定」に参加するかどうか問う国民投票実施。
 アイルランドの判断は各国世論にも影響と。1日夕(日本時間2日未明)に最終結果判明。

・米キャタピラー、北米生産回帰が人件費削減の壁に。
 米北部工場で賃金改定巡りストライキが長期化。カナダでは賃下げ拒否した工場閉鎖に。

・丸紅 <8002> [終値517円]米穀物3位ガビロン(ネブラスカ州)36億ドル(約2860億円)で買収正式発表。
 株式市場の関心買収金額の調達方法、。一部銀行借り入れ、同規模の資金を資源権益や保有有価証券などの売却で捻出する可能性。

・塩野義 <4507> [終値1007円]新薬開発速めるため臨床試験(治験)の前のにごく微量の薬を健康な人に投与する新試験導入へ。
 大阪大学と共同で2015年までに実施。

・ドラッグストア「ウエルシア」運営グローウェル <3141> [終値2633円]中国出店計画5年後500店と従来計画約4倍に上方修正。
 現地流通大手と組む利点生かし、国内同業に先駆けて店舗網築く。 

・中国書記官、警視庁公安部中国大使館に出頭要請も中国大使館拒否、書記官帰国。スパイ疑惑。
 複数の民主党議員の影もちらついているとし自民党追及へ。

・米軍近代兵器の数種類に多数の中国製偽造電子部品が組み込まれていることが米議会上院軍事委員会調査で明らかに。
 米軍や政府に警告発した。

・オリンパス <7733> [終値1167円]
 英国人マイケル・ウッドフォード元社長と和解、1000万ポンド(約12億4500万円)支払いで大筋合意。

・増資インサイダー問題、増資の主幹事野村証券 <8604> [終値264円]を金額商品取引法違反で行政処分するよう勧告する方針。

・日銀 <8301> [終値37500円]2012年3月期決算最終利益に当たる当期剰余金前期比約10倍5290億円の大幅増益に。
 円高弱まり外貨建て資産の評価損前期4810億円から606億円と大幅減。
 上場投資信託(ETF)847億円、不動産投資信託(REIT)2億円の評価益計上。

2012年5月29日(火)

・パナソニック <6752> [終値516円]
 2012年度中メドに本社従業員約7000人を半減へ。3000~4000人を削減。成長分野の環境へ経営の軸足移す。

・スペイン10年物国債利回り一時前週末比0.2%高6.5%強と昨年11月以来6ヵ月ぶりの水準まで上昇(価格は下落)。財政悪化懸念。

・株式時価総額米国株世界シェア34%。世界で稼げる企業の多さが強み。4月末約17兆8700億ドル(約1420兆円)。
 欧州27%、アジア・太平洋(日本除く)24%、日本6~7%。

・5月地域経済動向、全国11地域のうち沖縄除く10地域の景況判断上方修正。エコカー補助金に支えられた自動車産業けん引。

・ウォーレン・バフェット氏新聞事業への投資加速。今月米国地方紙など63紙買収。有料記事配信など広がるとの見解。

・ルネサスエレク <6723> [終値244円]
 台湾積体電路製造(TSMC)に自動車や電子機器の制御に使うマイコンの生産委託。競争力回復へ。

・ルネサスエレク <6723> [終値244円]リストラ費用捻出するための資本増強、
 NEC <6701> [終値108円]「援助する計画はない」日立 <6501> [終値455円]「追加出資に応じるつもりはない」(幹部)
 三菱電 <6503> [終値610円]「(主要株主の)3社で検討」山西健一郎社長表明。

・旭硝子 <5201> [終値542円]
 従来より薄くて割れにくい特殊ガラス「Leflex(レフレックス)」6月から本格的に販売。太陽電池向け普及に弾みも。

・日本電産 <6594> [終値6540円]
 カンボジアとマレーシアにハードディスク駆動装置(HDD)の部品工場建設。投資額合計50億円。今夏までに稼働へ。

・日本自動車メーカー8社、4月国内生産台数75万7549台、前年同月比約2.7倍。7ヵ月連続前年実績上回る。8社とも2ケタ以上の伸び。
 海外生産前年同月比49%増122万9926台、5ヵ月連続のプラス。輸出同3.1倍37万2190台、4ヵ月連続プラスに。

・日産 <7201> [終値754円]中国湖北省の襄陽工場の生産能力現在の2倍、年25万台に引き上げ。投資額20億元(約250億円)。
 高価格の乗用車「インフェニティ」生産能力高め、富裕層などへの販売攻勢強める。 

・野田佳彦首相と民主党小沢一郎元代表の会談、30日午前11時党本部で行われる。会談は一度、「決別」もやむを得ないとの決意も。

・コジマ <7513> [終値308円]創業家出身代表権持つ小島章利会長(48)退任、相談役になる人事発表。事実上解任と。

・日銀 <8301> [終値38000円]6/14-15日の会合に追加緩和前倒しする可能性も。
 外国為替市場国債購入する案浮上。見込める効果は円高修正。

・東電 <9501> [終値152円] 電気料金値上げについて東京製鉄 <5423> [終値454円]など電炉メーカー全15社相次ぎ同意。
 鋼材の値上げ広がる可能性も。


2012年5月28日(月)

・発電事業参入に向け、株主総会で定款変更する上場企業相次ぐ。約40社発電関連業務追加。

・米アマゾン・ドット・コム、日本でスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)、タブレット端末用無線データ通信サービスに参入。
 通信料節約できるケースも。

・ギリシャ政府出資する中堅銀行、ポストバンクとギリシャ農業銀行2行、
 計100億ユーロ(約1兆円)規模の資本不足抱えていること27日明らかに。
 国際支援の枠組み使えず、政府出資の2行に転用するにはEU・IMFの新たな同意必要に。

・国交省、軽自動車より小さい1~2人乗りの「超小型車」の普及に向け、安全基準や技術仕様定めた認証制度今年度中につくる。

 日産 <7201> [終値755円]2人乗り超小型電気自動車(EV)など開発進め商品化目指す。

・インドネシア、政府が石油・ガス田開発テコ入れへ。
 岩盤から採れる「シェールガス」など新型鉱床開拓。深海開発では参加企業への優遇策導入。

・古河機金 <5715> [終値64円]と東京大学、
 漁獲した魚傷つけずに7~8秒で放射線測定できる装置開発。漁港などで全数量調査もできる。

・ヴィレッジヴァンガード <2769> [終値104700円]
 6月末台湾に初出店、海外出店は香港に続き2地域目。台湾では50ヵ所超える出店余地と。

・トリドール <3397> [終値1075円]
 香港・マカオで主力セルフうどん専門店「丸亀製麺」のフランチャイズ・チェーン(FC)展開に乗り出す。  

・国際通貨基金(IMF)、ギリシャ離脱に備えた動き加速。
 離脱のショック緩和するための資金支援の検討に着手し、欧州連合(EU)とも水面下で協議。

・財務省、東日本大震災の復興資金に充てる「個人向け復興国債」販売促進に向け、
 白鵬関、沢誉希選手やAKB48のメンバー起用PR活動へ。


・新日鉄 <5401> [終値174円]韓国鉄鋼大手ポスコと同社日本法人、新日鉄元社員など提訴。ポスコに1000億円の損害賠償求める。
 敗訴すれば高収益な付加価値高い鋼材の生産技術事業分野からの撤退避けられず。

・利根川水系浄水場で有害物質ホルムアルデヒド検出問題、
 高崎金属工業(群馬・高崎市)が原因物質ヘキアメチレンテトラミン(HMT)流した可能性。
 DOWAハイテック(埼玉・本荘市)が廃液処理委託。廃液の中身分析結果示したかどうかで双方主張食い違う。

・ギリシャ、ユーロ離脱に備える動き表面化する中「欧州危機の陰の主役」はスペインという見方広がる。
 ギリシャ離脱と同時にスペインの金融システム崩壊するという「悪夢のシナリオ」取り沙汰され始め。


2012年5月27日(日)

・政府次世代エコカーの本命である燃料電池車の燃料供給する水素ステーションの整備に乗り出す。
 6月中に立地規制緩和し2015年までに100ヵ所の設置目指す民間計画を補助金などで支援。
 米独菅直人首相との競争で後れを取らないように実用化後押し、エコカー分野での日本の技術の優位性保つ狙い。

・日経新聞社まとめ2012年夏のボーナス調査(中間集計)平均支給額前年比4.73%減3年ぶり減少。
 自動車・部品や電機の前期業績の低迷映し製造業は3.42%減、非製造業は電力の落ち込み響き8.61%減。

・外国為替市場ドル高進む。通貨の実力反映する名目実効為替レートドル103.7まで上昇、10年9月以来約1年9ヵ月ぶりの高水準に。
 ドルが安全資産として再び、マネーの受け皿に。6/17まで市場の警戒感は和わらぎそうもなく。

・日本政府中国と人民元と円の直接取引に向けて最終調整へ。東京で人民元建て金融商品取引する「オフショア市場」創設に向けて。
 人民元取引の普及には中国の資本・為替規制など障壁もなお多い。

・三菱電機 <6503> [終値608円]工作機械の頭脳となる数値制御(NC)装置の生産、中国で始める。
 12月稼働する新工場で中国向け製品生産。国内工場合わせて生産能力2013年度中に6割増へ。中国市場での競争力高める。

・ソニー <6758> [終値1055円]
 今後3年間でブラジル国内に5億レアル(約200億円)を投資計画。新興国の事業拡大を重点施設の一つ。

・ケンコーマヨネーズ <2915> [終値604円]
 インドネシア進出。ジャカルタに新工場建設。投資額3億円。2016年3月期売上高7億円に拡大へ。

・交流サイト(SNS)最大手フェイスブック、上場から1週間株価低迷。25日31.91ドルで取引終了。18日初値(42.05ドル)から24%下落。
 投資家幹事団相手にクラスアクション(集団代表訴訟)、米証券取引委員会(SEC)など規制当局アナリスト情報など調査へ。

・経営危機に陥っているスペイン大手銀行バンキア、スペイン政府に190億ユーロ(約1.9兆円)の資金支援要請。
 大手行の事実上の国有化、欧州金融部門に不安が広がるのを防ぐ考え。 

・ルネサスエレク <6723> [終値273円]主力鶴岡工場(山形・鶴岡市)を台湾積体電路製造(TSMC)に売却。
 従業員約3割最大1万4千人削減。資本増強主要株主NEC <6723> [終値119円]日立 <6501> [終値457円]などに支援要請へ。
 高収益維持するマイコン事業に特化、業績改善急ぐ。

・新日鉄 <5401> [終値174円]韓国鉄鋼大手ポスコと同社日本法人、新日鉄元社員など提訴。ポスコに1000億円の損害賠償求める。
 敗訴すれば高収益な付加価値高い鋼材の生産技術事業分野からの撤退避けられず。

・利根川水系浄水場で有害物質ホルムアルデヒド検出問題、
 高崎金属工業(群馬・高崎市)が原因物質ヘキアメチレンテトラミン(HMT)流した可能性。
 DOWAハイテック(埼玉・本荘市)が廃液処理委託。廃液の中身分析結果示したかどうかで双方主張食い違う。

・ギリシャ、ユーロ離脱に備える動き表面化する中「欧州危機の陰の主役」はスペインという見方広がる。
 ギリシャ離脱と同時にスペインの金融システム崩壊するという「悪夢のシナリオ」取り沙汰され始め


2012年5月25日(金)

・野田佳彦首相、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉参加への協議と
 アジア太平洋諸国との自由貿易協定(FTA)交渉を両輪にアジアの経済成長促すと表明。

・ミャンマーソー・ライン工業相、同国南部ダウェー石炭火力発電所建設について日本の技術利用し計画進める方針へ。

・米ゴールドマン・サックス日本の不動産投資拡大へ。2008年金融危機以降4年ぶり日本の不動産取得する計画、投資額1000億円に。

・シャープ <6753> [終値395円]台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業と中国で共同事業始める。
 鴻海四川省成都に建設する液晶パネル工場にシャープが先端技術供与へ。技術料最大数百億円に。

・気象庁6~8月の3ヵ月予報、平均気温西日本(近畿-九州)と沖縄・奄美で高温傾向、
 北日本(北海道、東北)東日本(関東甲信、北陸、東海)は平年並み。2010年の猛暑の可能性低いと。

・4月の訪日外国人数78万800人と前年同月比2.6倍。東日本大震災前2010年4月実績(約78万8200人)にほぼ並ぶ水準回復。
 韓国と欧米からの訪日客の回復は遅れる。格安航空会社(LCC)就航、増便効果。

・欧州連合(EU)首脳会議フランス・オラルド大統領の独断場に。ユーロ共同債の導入論、ドイツの金利上がるのは自明。
 独メルケル首相「金利同じにしたら欧州の競争力向上しない」と反論。
 イタリア・モンティ首相「過半数の参加国はオランド氏支持」と発言。

・ギリシャ湯路離脱問題、ユーロ圏各国水面下で危機対応策の検討始めた模様。
 欧州連合(EU)非公式首脳会議では「ギリシャは改革継続するとともにユーロ圏への残留望む」と改めて表明。

・JT <2914> [終値425500円]欧州巻きたばこ大手グリソン(ベルギー)を年内に買収。510億円で全株式取得へ。

・川重 <7012> [終値206円]東芝 <6502> [終値305円]
 台湾高速鉄道(台湾新幹線)向け鉄道車両と電気設備共同で受注。受注額190億円前後と。
  
・ハザマ <1719> [終値179円]安藤健 <1816> [終値94円]2013年4/1付で合併へ。
 ハザマが存続会社、安藤建1株に対しハザマ0.53株割り当て。

・日立ハイテク <8036> [終値1788円]
 セイコーインスルメンツ <8050> [終値213円]全額出資分析製造会社10/1で買収。買収金額100億円程度に。 

・2020年オリンピック第一次選考、東京、イスタンブール(トルコ)、マドリード(スペイン)の3都市が通過。
 アジアのドーハ(カタール)とバクー(アゼルバイジャン)落選。アジア票東京に流れる可能性出る。

・欧州連合(EU)首脳会議危機対策では域内インフラ投資促すため欧州投資銀行(EIB)の資本100億ユーロ(約1兆円)増強で基本合意。
 民間企業調達資金をEU予算で保証する「プロジェクト債」の試験的発行も検討。


2012年5月24日(木)

・ギリシャ国内大手4銀行への資本支援、週内にも180億ユーロ(1兆8000億円)注入。銀行の財務基盤安定へ。

・スペイン大手銀バンキアに45億ユーロ(4500億円)公的資金注入後も政府関与一段と強める。

・NY外国為替市場、ユーロ大幅に下落。対円で約3ヵ月半ぶりに1ユーロ=100円割り込み一時99円86銭に。
 欧州連合(EU)非公式首脳会議で具体的な成果上がらないとの悲観論広がる。
 米株式相場もダウ工業株30種平均一時190ドル超下落。

・東電 <9501> [終値157円]7月実施目指す家庭向け値上げ率まとめる。
 アンペア数大きいほど負担膨らむ。最大60アンペアの場合、率にして12%の値上げと試算。

・日銀 <8301> [終値39000円]追加の金融緩和見送り。外国為替市場では円相場急伸、日経平均株価約4ヵ月ぶりの安値へ。
 日銀による6-7月の追加緩和観測早くも浮上するなど「催促相場」の様相も強まる。

・日銀金融政策決定会合、現在の金融政策維持すること決定。
 白川方明総裁記者会見、欧州情勢を「最も強く意識しておくべきリスク」と述べ欧州不安に発展するリスク警戒感示す。

・米フェイスブック株価低空飛行。公開後株価下げ止まらず。23日まで下げ幅15%前後。人気と自信の強気姿勢が裏目に。
 将来収益が鈍る恐れ報告しながら15日に公開価格引き上げる。16日には上場時株式市場に放出する株数25%も上積み。
 
・ミャンマー電力不足、同国進出する外資には不安材料も日本に大きな商機も到来。火力発電所増強浮上。

・米ファイザー、日本で医療用機薬品の品ぞろえ拡充へ。今後5年間で抗がん剤やリチウム薬など新薬15種発売目指す。

・レギュラーガソリン店頭価格(全国平均)1リットル149.4円と前週比2.3円値下がり。約2ヵ月半ぶりの安値に。

・4月の民生用電子機器国内出荷額前年同月比42.2%減1278億円に。前年同月比9ヵ月連続減少。
 カーナビゲーションシステムが倍増も薄型テレビ不振続く。

・JR西日本 <9021> [終値3100円]
 巨大地震に備え、耐震補強・津波対策に総額約1000億円投じる。高架橋や駅舎対象2012年から約10年かけて実施。

・マツダ <7261> [終値108円]6月末にスズキ <7269> [終値1657円]からワゴン型軽自動車「パレット」を新たに調達。
 自社ブランドで発売。軽の品ぞろえ強化で国内販売の拡大目指す。

・マツダ <7261> [終値108円]イタリア自動車大手フィアットとスポーツカーを共同開発。
 2015年からマツダが本社工場(広島・府中市)で生産、両社ブランドでそれぞれ販売。

・電通 <4324> [終値2229円]カカクコム <2371> [終値2264円]に15%出資。
 デジタルガレージ <4819> [終値171700円](20.1%)に次ぐ第2位株主に。投資額約200億円。

・ヤマト運輸 <9064> [終値1169円]とサークルKサンクス <3337」 [終値1767円]が宅配便で提携。
 今夏「ゆうパック」から「宅配便」に切り替え。ヤマト集荷回数の多さやコンビニ店舗の荷物受取などのサービス強みに利用者増。

・エジプト大統領選挙23日始まる。選挙戦通じ体制支持派とイスラム勢力との対立も深まり、新大統領選出後も混乱続く可能性も。

・東日本大震災とその余震により関東地方のプレート(岩板)が刺激され、
 マグネチュード(M)8級の地震が予想より早く首都圏で起きる可能性と。


2012年5月23日(水)

・日揮 <1963> [終値2142円]火力発電用新低価格燃料開発。2015年から生産始める。低品質石炭加工し、液化燃料へ。
 約300億円投じてインドネシアに生産設備建設。火力発電コストの低下につながりそう。日本やアジアで販売。

・イラン産原油の日本輸入全面停止避けるため政府検討法案、タンカー事故損害賠償国が最大67億ドル(約6080億円)まで肩代わりへ。
 原油輸入滞ることによる日本経済への影響できるだけ抑えるため。

・野田佳彦首相、小沢一郎元代表と来週にも会談。消費増税関連法案の今国会成立目指す首相の説得難航との見方多い。

・経済協力開発機構(OECD)日米欧などの経済見通し(エコノミック・アウトルック)発表。

 ユーロ圏実質成長率昨年11月見通しから0.3ポイント下げマイナス0.1%に 
 日本はプラス2.0で据え置き。消費増税を「最優先事項」として実現強く促す。
 米国0.4ポイント上方修正、プラス2.4%、OECD全体はプラス1.6%と据え置きに。

・格付け大手会社フィッチレーティング22日、
 円建て日本国債の格付け「ダブルAマイナス(最上位から4番目)」から1段階引き下げ「シングルAプラス」に約9年ぶりに格下げ。

・中国景気の減速、市場警戒。4月の景気指標想定以上の減速。
 「熱銭(ホットマネー)」と呼ばれる投資資金流出し始めた。人民元安圧力強まる。

・バンダイナムコHD <7832> [終値932円]ガンダム関連商品について
 中国大手通販サイト「淘宝網(タオバオ)」に出店。中国地方年の需要開拓。台湾やシンガポールでも同様のサイトを3年以内に開設。

・タカラトミー <7867> [終値506円]主力列車玩具「プラレール」シリーズ「チャギントン」のキャラクター商品中国に投入。
 来春にも欧米でも展開し、海外売上高2014年度に現在の7.5倍45億円に引き上げる。

・川重 <7012> [終値207円]オーストラリアの大手建設ラング・オルーク(シドニー市)と共同、
 液化天然ガス(LNG)プラント向け低温タンク4基受注。受注総額計1600億円。

・クラレ <3405> [終値1048円]米フィルム製造のモノソル(インディアナ市)買収。品ぞろえと販路広げる。 

・三菱電 <6503> [終値624円]スウェーデン、ボルボ・カーと車載機器で提携。カーナビゲーションシステムなど共同開発。
 販売額現在の3倍、年間300億円規模に拡大へ。

・米ナスダック上場交流サイト(SNS)最大手フェイスブック株早くも「失速」。
 「業績に比べて株価の先行きへの期待が過大」との懸念も出ていた。上場3日目続落スタート。

・東京スカイツリー開業。関連銘柄東武 <9001> [終値389円]3円高と続伸。
 「東京ソラマチ」出店東京デリカ <9990> [終値767円]52円高。
 ツアー需要拡大と近畿ツーリスト <9726> [終値99円]HIS <9603> [終値2496円]も上昇。 

・中国鉄道省、高速鉄道網の路線拡大計画進め、今年最大4千億元(約5兆円)もの建設投資行う可能性指摘。
 下半期にかけ建設「再加速」との当局の見方示す。

・ルネサスエレク <6723> [終値289円]
 経営立て直しに向け全社員4万2千人のうち6千人規模の削減検討。数百億円規模の第三者割当増資も。

・電気自動車(EV)向け急速充電規格の標準化に向け日本メーカーと米独8社の障害による主導権争い激化。
 「互換性確保」との方針示すも米独勢の警戒感強い。



2012年5月22日(火)

・電力各社今夏節電対策新料金メニュー導入。

 関西電力 <9503> [終値1095円]ピーク時(午後1時~4時)電力料金夜間の約6倍に設置。
 導入世帯には関電がスマートメーター(次世代電力計)無料で取り付け。

 東電 <9501> [終値162円]時間帯によって電力料金変わる新メニュー「ピークシフトプラン」6/1導入。

 九州電力 <9508> [終値972円]7月実証試験でもピーク時間と夜間の料金に差をつける。

・スカイツリー(東京・墨田 高さ634メートル)開業。
 事業主東武 <9001> [終値386円]「東京ソラマチ」と合わせ開業後1年間で3200万人来場者見込む。
 個人消費押し上げ効果年間800億円との試算も。

・「不良債権予備軍」2012年3月期地銀全体で26兆円強に。事業再生ファンドの設置や支援人材増やし不良債権になるのを防ぐ。

・関西電力 <9503> [終値1095円]大飯原発3、4号機(福井・おおい町)の再稼働巡り、政府と自治体間調整大詰め。
 夏のピーク時に間に合わせるには月内にも決断する必要。フル稼働には再稼働決定から約1ヵ月半かかる見込み。

・スペイン金融不安、欧州危機の新たな火種に。不良債権比率急上昇、銀行預金引き出す動きも。

・ギリシャ預金流出に歯止めかからず。
 この2年余りで銀行の預金残高30%減。今月6月の総選挙後には30億ユーロ(約3000億円)預金消える。
 パプリアス大統領「パニックは起きていないが、いずれパニックになる恐れはある」と警戒。

・日銀 <8301> [終値39300円]きょうから23日、金融政策決定会合。景気判断を維持する方針。
 東日本大震災からの復興など国内の需要は底堅く「横ばい圏内」から持ち直す動き続くと。
 金融政策では今回は追加緩和を見送る公算大きい。

・「世界景気天気図(インデックス)」景気動向示す指数マイナス2.6と前月比1.3ポイント改善。
 5ヵ月連続「雨」も米国回復基調がより鮮明、世界全体けん引。日本、自動車販売好調、景気指数8.6と1年4ヵ月ぶりの高水準。

・上場2日目米フェイスブック株大幅に下落。一時前週比末5.23ドル(約14%)安33ドル。安値圏で不安定な動きに。

・タイ実質国内総生産(GDP)2012年1-3月期前期比11%に。おおむね成長軌道に戻る。

・日産 <7201> [終値743円]ロシア西部サンクトペテルブルク専用車組み立て工場に投資。
 2014年に乗用車生産能力昨年比2.3倍に引き上げ。現地生産比率(3~4割)16年までに8割に引き上げる。

・米マイクロソフト(MS)
 今秋発売予定の新基本ソフト(OS)「ウインドウズ8」の過去最大となる20億ドル(約1590億円)の販売促進費投入予定方針。

・ホンダ <7267> [終値2559円]
 中国で多目的スポーツ車(SUV)「CR-V」増産。月間生産台数当初計画より7割多い2万台に引き上げ。中国市場巻き返しへ。 

・ノリタケ <5331> [終値205円]名証2部共立マテリアル <1702> [終値275円]を株式交換で8/1完全子会社化。上場廃止。
 共立マテ株1株に対し、ノリタケ株1.75株割り当てへ。



2012年5月21日(月)

・主要8ヵ国(G8)首脳会議(サミット)政局混迷続くギリシャにユーロ圏残留を促す宣言まとめて閉幕。具体策には踏み込めず。
 6/17の再選挙まで緊迫の1ヵ月間が続く。

・主要8ヵ国(G8)首脳会議(サミット)採択宣言「成長と雇用の促進は必要不可欠だ」と明記。
 財政の健全化だけでなく、成長にも目配りする姿勢鮮明にした。

・ミニストップ <9946> [終値1340円]ミャンマーに進出方針固める。現地小売り最大手シティマート・HDと提携交渉進め、年内出店目指す。

・主要8ヵ国(G8)首脳会議(サミット)首脳宣言に石油備蓄放出の可能性示唆し、原油市場の投機的な動きを強くけん制。
 11月米大統領選再選目指すオバマ大統領がガソリン高騰対策の切り札とする思惑も。

・公共インフラの「平均年齢」が上昇。新規投資の減少に加え、老朽化下インフラの更新間に合わず。直近10年4歳上昇15歳突破。
 安全面で通行止めの橋梁3年間で1.5倍に急増。政府の対応後手に回る。
 通行止め橋梁昨年4月時点全国で216ヵ所と3年前の1.5倍、通行規制も1658ヵ所と倍に。

・米アップルと韓国サムスン電子、スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)の特許巡って世界10ヵ国で続ける紛争で和解へ動き出す。
 戦意旺盛だったアップル・スティーブ・ジョブス前会長の死去で和解ムードも。両社首脳21日、直接会い協議へ。(21日 日経新聞)


・主要8ヵ国(G8)首脳会議(サミット)首脳、最大の焦点である欧州債務危機への対応巡って財政の健全化と経済性成長の両立目指す方針で一致。
 緊縮財政に軸足を置いたこれまでの路線修正へ。

・ファナック <6954> [終値12860円]コンピューター数値制御(NC)装置の生産能力2012年中に3割増やす。競争力の維持拡大目指す。

・橋下大阪市長、関西電力 <9503> [終値1090円]大飯原発3、4号機(福井・おおい町)を夏の電力需要ピーク時に限定して再稼働する案に言及。
 
・「石原新党」再び動く。新党構想「白紙」宣言した狙いは民主党小沢一郎元代表との連携の動き断ち切ることに。
 石原慎太郎東京都知事、政治塾設立を唐突に表明。

 関東の浄水場の水道水に水質基準超える有害物質ホルムアルデヒド検出され三郷浄水場(埼玉・三郷市)で送水停止。
 千葉県内で続いていた断水は20日午前4時過ぎ野田市で解消、県内全ての水道復旧。

・東映 9605<> [終値360円]
 京都太秦撮影所スタジオ「第一ステージ」から出火。スタジオ約1300平方メートル全焼。けが人はゼロ。

・千葉県内5市、最大計34万世帯断水。化学物質群馬県利根川支流で流出した疑いも。

・ギリシャ最新世論調査、先の総選挙後支持率首位を保っていた第二党急進左派連合初めて2位に転落。
 欧州連合(EU)ではギリシャの離脱に備えた緊急計画の検討が表面化し始める。
 緊縮策に反発する国民もユーロ残留強く希望していることが浮き彫りに。
 再選挙は「残留か、離脱か」の選択迫る事実上の国民投票に。

・主要8ヵ国(G8)首脳会議(サミット)18日夜(日本時間19日朝)からワシントン郊外大統領山荘キャンプデービットで開かれる。
 欧州危機への対応が焦点。事態の収拾へ各国が結束できるかが注目。

・三菱重工 <7011> [終値317円]国産ロケット「H2A」初めて商業衛星の打ち上げに成功。
 信頼性には自信も打ち上げ費用が国際標準より高く、コストダウンに最大限の努力と。 

2012年5月18日(金)

・今夏電力不足にらみ、企業が一斉に自衛策打ち出し始めた。自家発電設備増強する動き相次ぐ。

・DeNA <2432> [終値1994円]グリー <3632> [終値1451円]ゲーム内アイテムを換金させないように対策決定。
 「リアルマネートレード(RMT)」対策。ギャンブル性薄める狙い。

・2012年度日本経済緩やかな回復軌道たどりそうと。
 国内総生産(GDP)実質成長率見通し、主要エコノミスト10人に聞くと予測平均2.2%増と2年ぶりプラスへ。

・日本経済夏場に3つのリスク。
 欧州危機、ギリシャユーロ離脱金融市場混乱すれば株安、円高進み日本経済に影。
 政策支援の反動もリスク。自動車販売好調支えるエコカー補助金。
 3つ目のリスクは電力制約。電力不足で生産低迷長期化する恐れも。

・2012年1-3月期国内総生産(GDP)速報値前期比1.0%増、年率換算4.1%増に。昨年10-12月期伸び率プラスに改訂、3四半期連続プラス成長。

・東電 <9501> [終値165円]企業向け料金引き上げ。
 自動車や素材などを中心に年数十億円規模で電力コスト増企業相次ぎそうと。収益への影響避けられず。

 セブン&アイ <3382> [終値2362円]影響額60億円。NTT <9432> [終値3515円]30億~40億円。三菱マテリアル <5711> [終値225円]22億円。

・米ニューヨーク州地裁、三菱UFJ銀 <8306> [終値351円]にイラン政府口座凍結指示した問題で政府と民間銀行対応策の検討へ。
 他の邦銀や外国銀行に資金決済案も浮上。

・りそなHD <8308> [終値306円]公的資金返済2015年頃の従来計画前倒しへ。残り約8170億円の返済急ぐ。返済のための増資は否定。

・東南アジア諸国、鉱石輸出規制する動き広がる。
 インドネシア2014年輸出禁止計画、その前段階としてニッケルなど65種の未加工鉱石に輸出関税導入。
 ベトナムもレアメタル(希少金属)の国内加工義務付け。外資企業参入歓迎。

・パソコン世界2位中国レノボ・グループ、NEC <6701> [終値121円]との提携拡大。一部製品の生産NEC国内工場に委託。
 スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)販売世界に広げる志向表明。 

・米国銀行経営曲がり角に。1990年代から続いた金融機関の合従連衡ブームは2008年頂点に。自己勘定取引規制の拍車も。
 「ツー・ビック・ツー・マネージ(大きすぎて経営できない)」とも。

・関西電力 <9503> [終値1079円]電力使用制限令の発動は見送る方向で最終調整。節電目標2010年比15%要請へ。


2012年5月17日(木)

・欧州不安、アジア市場に波及。韓国株や香港株などアジア株今年最大の下げ幅記録。ギリシャのユーロ離脱シナリオにも身構え始めた。

・米セールスフォース・ドットコム、医療機関くけサービスを日本市場で開始。災害時含め患者の情報いつでも取り出せる環境作り支援。

・ギリシャ再選挙、6/17実施決定。直近の世論調査では急進左派連合、議席数過半数に迫る勢いに。

・リスク嫌った投資マネーが日本国債に流入。16日債券市場で長期金利に加え、償還期間の短い国債利回りも低下(価格は上昇)。
 2年債利回り約7年ぶり0.1%割り込む。株や商品から資金シフト。換金性重視。

・世界的なリスク回避の動きは東京株式市場にも波及、国際優良株が一段と低迷。海外投資家が株式の持ち高減らしていると。

 ソニー <6758> [終値1118円]3/27終値比▲35.8% 野村HD <8604> [終値269円]▲29.4% パナソニック <6752> [終値546円]▲29.4%

 任天堂 <7974> [終値9360円]▲26.1% 新日鉄 <5401> [終値179円]▲23.5% 三菱UFJ <8306> [終値344円]▲22.2%

・米ハリウッド映画会社中国に接近。中国映画市場急成長、海賊版しにくい3D映画上映劇場増加も追い風。
 20世紀フォックス傘下に置くニューズ・コーポ、中国配給大手に約20%出資。ウォルト・ディズニーも中国企業と人気シリーズ共同制作。

・中国省エネ家電の普及に265億元(約3400億円)の補助金支給する景気刺激策決定。エアコン・薄型テレビ・冷蔵庫・洗濯機・湯沸かし器の5分野。

・4月の米住宅着工件数年率換算71万7000戸、前月改定値比2.6%増加。市場予測平均(68万戸)上回り、3ヵ月ぶりの増加。前年同月比29.9%増。

・国際通貨基金(IMF)混迷ギリシャ情勢に焦燥強める。
 6/17再選挙次第では欧州と共同の支援枠組み崩壊しかねず、ユーロ圏離脱となればIMFの融資が焦げ付く恐れも。

・欧州4月新車販売台数前年同月比7%減99万2900台。イタリアとスペインが約2割減と南欧での需要不振、7ヵ月連続のマイナスに。

・ローソン <2651> [終値5290円]標準的な店舗の売り場約2割広げる。面積160平方メートル弱でコンビニエンスストア大手で最大に。
 店頭で抽出するコーヒーなど新分野の商品拡充。スーパーやカフェなど利用者引きつける。

・日本テレビ <9404> [終値11450円]アマナHD <2402> [終値460円]と共同でテレビ番組に使った資料映像のインターネット販売始める。
 広告収入に偏る経営体質改め、蓄積した映像資産活用し新たな収益源育てる。

・東京都の尖閣列島(沖縄・石垣市)寄付口座開設してから20日間、総額約7億円集まる。
 購入額「10億~15億円」との見方、寄付だけで超える可能性も。

・ギリシャ国内銀行から預金引き出し額7億ユーロ(約710億円)に上る。国民はユーロ離脱への不安とも取れる動き。

・イオン <8267> [終値977円]総合スーパー「イオン」や食品スーパー「マックスバリュ」など全国計約1400店の開店時間2時間早め、午前7時に。
 6/1から開始し9月初旬までの3ヶ月程度行う予定。生活様式の変化に対応するのが狙い。


2012年5月16日(水)

・ギリシャ・パプリアス大統領調停失敗。再選挙6月中旬へ。ユーロ残留か離脱覚悟で緊縮策放棄するか問う。

・東電 <9501> [終値179円]石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)三菱商事 <8058> [終値1629円]日本郵船 <9101> [終値197円]
 共同でオーストラリア沖天然ガス田権益10%取得、総投資額約3500億円に。

・新興企業の業績好調。ジャスダックとマザーズ2市場上場企業2012年3月期、経常利益13%増、3期連続で2ケタの伸び率に。
 経常利益全体で4512億円とリーマン・ショック前約4300億円上回る。

 第一興商 <7458> [終値1500円]カラオケ人気、経常利益18%増。セリア <2482> [終値1086円]100円ショップ運営好調。

 スカイマーク <9204> [終値534円]成田発着国内線増、経常利益44%増。

 ニューフレアテクノロジ〓 <6256> [終値443500円]高機能半導体回路製造で高いシェア。

 日特エンジ <6145> [終値1019円]世界シェア3割握るコイル製造機、スマートフォン向け需要拡大追い風。

・大手銀行5大グループ2012年3月期最終利益合計、前期比約36%増、約2兆4000億円。5年ぶりの高水準。国債売買益に頼る。

・JPモルガン・チェース約20億ドル(約1600億円)巨額損失、欧州情勢の読み違い。年明け以降欧州危機収束、企業の信用力改善に向かうと判断。

・世界中でマネーの変調目立つ。ギリシャ再選挙決定受け15日、欧州株式相場下げに転じる。
 安全求める資金は日米独の国債などに集まり、金も売られ市場の現金志向鮮明に。 

・東京株式市場日経平均株価前日比0.81%安8900円74銭と終値で約3ヵ月ぶりの安値。他の主要国株と比較しても下落率目立つ。
 背景は海外投資家頼みの需給構造。欧米マネー変調の影響受けやすく。円高も重荷に。

 株価騰落率欧州売上高比率高い企業が下落率上位に並ぶ。
 セイコーエプソン <6724> [終値885円]マツダ <7261> [終値107円]ソニー <6758> [終値1128円]など。
 
・ギリシャ再選挙6/17見通し。再選挙では反緊縮派第二党急進左派連合が第一党に躍り出る可能性高い。
 政治空白や同党主導の政権樹立はギリシャの「ユーロ離脱」に対する懸念高め、欧州債務危機の深刻化一段と招く恐れ強い。

・フランス・オランド大統領就任。ドイツ訪問、メルケル首相と初会談。欧州危機対応中心に意見交換。協調姿勢示せるかが焦点。

・日本郵政2012年3月期連結決算最終利益前期比11.9%増、4689億円と増益に。売上高は3期連続減収に。

・中国政府、マツダ <7261> [終値107円]に河北省唐山市のエコパークへの進出要請。「スカイアクティブ」に強い関心表明。


2012年5月15日(火)

・ソニー <6758> [終値1154円]パナソニック <6752> [終値578円]
 次世代テレビの本命とされる有機EL(エレクトロルミエッセンス)テレビ事業で提携交渉へ。日本の電器産業の転換点となりそうと。

・信越化学 <4063> [終値4165円]レアアース(希土類)のうちジスプロシウムを大幅に減らす新製法導入。実用化で先行。

・政府今夏の電力需要対策の原案、原子力発電所の再稼働できない場合想定。電力7社広域節電目標設ける。

・ギリシャ単一通貨ユーロから離脱に追い込まれるとの観測広がる。
 二大政党が議会選挙で惨敗、約束した緊縮財政など放棄して金融支援止まる可能性浮上。「Xデー」は今より深い混迷の始まりに。
 緊縮拒否したギリシャ国民の8割はユーロ圏残留望むという矛盾した世論調査。

・欧州市場、スペインやイタリアなど南欧国債の利回り急上昇(価格急落)。ギリシャ政局混乱でリスク回避強まり、欧州株軒並み下落。

・米株式市場ダウ工業株30種平均大幅続落。下げ幅一時150ドル超。ギリシャ政局混乱に伴う欧州不安から売りが先行。金融株売られる。
 NY原油先物一時1バレル93.65ドルまで下落。年初来安値更新。

・2011年度国民年金保険料過去最低更新へ。11年4月~12年1月分の納付率57.6%、前年同月比0.7%下回る。首都圏の落ち込み目立つ。

・オランダの政治情勢不透明。少数連立内閣が4月下旬瓦解。9/12総選挙実施も選挙後も政権発足に時間も。
 オランダでも緊縮や増税には国民不満、欧州全体の財政議論にも影響も。

・インド4月の卸売物価指数前年同月比上昇率(インフレ率)7.23%と3月の6.89%から加速。市場予測平均6.77%と鈍化続く見方。
 インド準備銀行(中央銀行)にとって追加緩和に動きづらい情勢に。

・第一三共 <4568> [終値1303円]インド子会社ランバクシー・ラボラトリーズ通じ、新興国市場開拓。
 2014年エジプトで新工場稼働、ロシアでも新工場建設。アフリカや東欧各国に後発医薬品など相次ぎ投入。
 年2割のペースで新興国売上高拡大目指す。 

・NTTドコモ <9437> [終値129200円]イタリアコンテンツ配信大手ボンジョルノ、TOB(公開市場買い付け)で子会社化。
 買収額2億2000万ユーロ(約230億円)。ボンジョルノ通じ自社サービスの海外展開につなげる。

・ヤマハ発 <7272> [終値846円]インド南部チェンナイ郊外に二輪車新工場建設。
 2018年生産能力180万台へ。投資額150億ルピー(約220億円)。18年インド生産能力11年比4.6倍年280万台へ。

・IHI <7013> [終値170円]
 自動車のエンジン出力高めるターボチャージャー増産。約100億円投じドイツ、タイなどで生産台数520万台と11年度比24%増。

・日中個別首脳会談、中国拒否。強行中国、日本政府振り回される。中国との溝の深さ浮き彫りに。

・ドイツ与党ノルトライン・ウェストファーレン州の議会選挙、過去最悪の大敗。財政緊縮策主導するメルケル首相として同国でも大きな打撃に。

・ギリシャ大統領調停、総選挙後初の議会が招集される17日までが期限に。事態打開の見通しは立っていない。

・再建中の日本航空、2年連続過去最高更新。今秋の上場に弾みつける。

2012年5月14日(月)

・キヤノン <7751> [終値3465円]ロボットだけで部品組み立て、デジタルカメラを作る完全自動化ライン構築。
 2015年メドに国内2工場の一部で稼働。デジカメで世界初となる生産無人化に挑む。

・日中韓首脳会談、自由貿易協定(FTA)交渉入り固まる。中韓は日本の頭越しに2国間交渉加速。
 日本の外交環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)参加問題を巡っても失速気味。米中取り込みほころぶ。

・中東やアフリカ諸国で水資源の争奪戦激化。複数国をまたぐ大河川では発電用や生活用水の水利権めぐり国家や民族間の対立に発展も。
 人口増加と工業化に伴い水の需要は急増。各国の利害調整難。

・ギリシャ・パプリアス大統領13日、主要3党の党首と会談。挙国一致内閣樹立へ向けて最後の説得試みるも協議平行線へ。
 再選挙の回避へ残る4つの小政党と順次階段。

・フライトシステム <3753> [終値20270円]三菱UFJニコス <8306> [終値351円]と組み、小売店などに提供しているシステムを改良。
 今秋メドに電子マネー「フェリカ」やキャッシュカードで買い物できるデビットカード決済にも対応。

・イオン銀行 <8267> [終値1001円]2012年3月期連結決算、創業以来初めて40億円前後の純利益計上。貸し出しによる収益伸びる。
 初の黒字転換受け、同行出店ペース加速、今年度中に100店舗体制つくる。 

・日通 <9062> [終値314円]国際貨物扱う大型物流拠点を千葉県市川市に新設。
 2014年完成へ総工費50億円強見込む。自家発電備えた耐震構造へ。 

・北京訪問中野田佳彦首相13日、温家宝首相と会談、沖縄・尖閣諸島領有権問題巡って応酬。

・フランスとギリシャの選挙で現政権側の敗北は米国にも複雑な影。大統領選挙にも多様な形で影響と。
 欧州経済や財政のさらなる悪化や外交面での後退が米国に波及し、オバマ大統領を苦しい立場に追い込む材料となる予測多く。
 一方緊縮財政策に反対して現政権を倒したため、共和党の大幅な緊縮策に難色示すオバマ氏に有利な効果与えるという見解も。

・ドイツ西部ノルトライン・ウェストファーレン州議会選13日始まる。来年秋の国政連邦議会(下院)選挙の行方占うと言われる重要な選挙。
 事前調査によると国政野党社会民主党(SPD)がメルケル首相のキリスト教民主同盟(CDU)を上回り第一党の座固める勢い。

・国民新党新代表自見庄三郎金融相「障害を取り除くぐらいの決意と迫力でやってもらいたい」と田中直紀防衛相と前田武士国土交通相の後退要求。
 連立与党からも公然と批判が出たことで厳しい立場に追い込まれた。

2012年5月13日(日)


・ハローワークの窓口、全国の大学に設置する方針。専用相談員500ヵ所の大学に常駐、学生の就職支援。新卒雇用底上げする狙い。

・ギリシャのパプリアス大統領、13日から各党に挙国一致内閣の設立呼びかける。最後の説得、失敗すれば6月中旬にも再選挙へ。
 再選挙は緊縮財政路線続けるかユーロからの離脱するかが焦点となる。

・中国人民銀行(中央銀行)12日、市中銀行から強制的に預かる預金の比率示す預金準備率18日から0.5%引き上げる。
 昨年12月、今年2月に続き現在景気減速局面で3度目の引き下げ。

・日中韓3ヵ国自由貿易協定(FTA)鉱床年内に開始することで一致。11月東アジア首脳会議での交渉入り目指す。

・小田急 <9007> [終値728円]神奈川県箱根地域の観光関連事業に大型投資。
 日帰り温泉施設の新設や芦ノ湖への新型観光船、ロープウェイ駅舎建て替えなど30億円台半ば投資。収益力高める狙い。 

・シャープ <6753> [終値390円]画像の解析度を2倍に高めた新型液晶パネルの生産拡大。液晶パネル事業テコ入れ。

・薄型液晶テレビの値下がりの勢い鈍り、下げ止まり感で始める。売れ筋32型最安値3万円前後、40型も5万円前後で3月からほぼ横ばいに。

・NY株式市場ダウ工業株30種平均反落、4/11以来約1ヵ月ぶりの安値。下げ幅昨年12月中旬以来の大きさに。
 ナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反発。


・上場企業業績2013年3月期連結経常利益前期比24%増へ。売上高伸び率6%とリーマン・ショック後では最大に。
 経常利益額過去最高08年3月期の約8割の水準まで回復する見通し。けん引役は自動車。

・東電 <9501> [終値185円]家庭用電気料金平均10.28%引き上げを経済産業省に申請。7/1実施目指す。
 標準的使用量の家庭で月480円(6.9%)上がり、7453円に。

・消費税増税関連2法案、11日衆院本会議で審議入り。法案修正も視野に自民党などの主張に歩み寄る意向表明。

・ビックカメラ <3048> [終値39000円]コジマ <7513> [終値420円]買収正式発表。
 家電量販店大手2011年度決算減収減益に。コジマ3年で最大50店閉鎖、再配置へ。
 今後業界再編加速との見方から上新電 <8173> [終値773円]ベスト電 <8175> [終値176円]の株も買われる。

・日経平均株価前日比56円34銭安8953円31銭と約3ヵ月ぶりに終値で9000円を割り込む。
 欧州問題への不安重荷になり、ギリシャ政局など見極めようと買いを見送る。薄商いの中ヘッジファンドなど海外投資家の株安進みやすく。
 日経平均3/27年初来高値1万253円から13%(約1300円)下落。2/13以来の安値で日銀の追加緩和実施した2/14からの上昇分帳消しに。

・中国4月経済統計、工業生産前年同月比9.3%増と約3年ぶりの低水準に。リーマン・ショック後2009年5月以来の低水準に。
 輸出の不振が国内生産低迷に波及。消費も勢い欠く。

・欧州連合(EU)欧州委員会ユーロ圏2012年実質経済成長率見通し発表。
 ドイツ12年0.7%(0.1%上方修正)フランス0.5%(+.01%)両国とも13年も1%台半ばの成長。スペインマイナス1.8%(-0.8%)13年マイナス3%に。
 ギリシャ12年マイナス4.7%(-0.3%)13年ゼロ成長。
 イタリアマイナス1.4%(-0.1%)ポルトガルマイナス3.3%(前回と同じ)両国とも13年はプラス0%台前半に。
 
・米金融大手JPモルガン・チェース、デリバティブ(金融派生商品)で20億ドル(約1600億円)の評価損生じる。
 市場米金融機関が抱える潜在的リスク意識。

・パナソニック <6752> [終値570円]2013年3月期事業計画、白物家電や電池などの事業拡大。
 最終損益前期7721億円の赤字から500億円の黒字へ転換計画。脱「テレビ依存」の収益モデルの確立へ背水の陣で挑む。

・国民新党新代表自見庄三郎金融相「障害を取り除くぐらいの決意と迫力でやってもらいたい」と田中直紀防衛相と前田武士国土交通相の後退要求。
 連立与党からも公然と批判が出たことで厳しい立場に追い込まれた。


2012年5月11日(金)

・ビックカメラ <3048> [終値38500円]同業コジマ <7513> [終値362円]を買収。買収額百数十億円。
 連結売上高1兆円規模となり首位ヤマダ電 <9831> [終値4455円]に次ぐ2位へ。

・電機大手業績で明暗くっきり分かれる。

 日立 <6501> [終値484円]純利益2期連続過去最高。ソニー <6758> [終値1213円]テレビ事業不振、過去最大の最終赤字に。

 東芝 <6502> [終値318円]電力向け設備 三菱電 <6503> [終値649円]ファクトリーオートメーション(FA)機器といった安定収益源が堅調。

 シャープ <6753> [終値411円]パナソニック <6752> [終値579円]構造改革に出遅れ。

・ギリシャ連立交渉が暗礁に乗り上げ。6月中旬再選挙実施される公算濃厚に。
 欧州連合(EU)の支援受けながら緊縮財政続けるか、反対貫いてユーロ離脱か二者択一迫られつつ。

・国債や借入金など2011年度「国の借金」残高959兆9503億円。10年度末比35兆5907億円増。国民1人当たり約752億円に。

・スペイン政府、銀行部門の改革に乗り出す。9日大手バンキア銀行に公的資金注入。11日銀行部門の総合対策発表へ。

・韓国サムスン電子、55型有機EL(エレクトロルミエッセンス)テレビ年内韓国市場で発売。
 主力事業これまで日本勢の後追いも今回は「世界初」宣言。

・米貿易赤字518億2500万ドル(約4兆1305億円)、前月改定値比14.1%拡大。市場予測平均(約502億円の赤字)上回る。

・伊藤忠 <8001> [終値874円]
 水道事業に参入。英プリストルウォーター(プリストル市)に50億~60億円出資。新興国市場を共同で開拓することも検討。

・野田佳彦首相「政治生命賭ける」消費税増税関連法案の陰で国民生活に直結する数々の法案置き去りに。
 審議ストップ。6/21までの会期の延長は不可避な情勢。重要法案棚ざらしに。

・ギリシャ第一党、第二党連立交渉失敗。第三党全ギリシャ社会主義運動(PASOK)に組閣要請。政権樹立への展望開けず。
 組閣失敗の場合、議会解散、30日以内に再選挙が実施に。PASOKの試みが最後に。

・中国4月貿易統計、輸出前年同月比4.9%増1632億5千億ドル(約13兆円)輸出0.3%増1448億3千万ドル(約11兆5800億円)
 伸び率大幅に鈍化。欧州向け輸出不振に加え、新車販売の頭打ちなど内需も減速。中国経済先行き不透明感強まる。 


2012年5月10日(木)

・ソーシャルゲーム(交流ゲーム)大手DeNA <2432> [終値1935円]グリー <3632> [終値1491円]ミクシィ <2121> [終値181100円]
 サイバーエージェント <4751> [終値206100円]ドワンゴ <3715> [終値112500円]NHKジャパン6社、
 自社ゲームで「コンプリート(コンプ)ガチャ」アイテム商法廃止へ。 

・ギリシャの政局混乱、欧州市場揺さぶる。ギリシャ国債利回り今週2%超上昇、スペイン国債利回り9日、2週間ぶりに6%大台突破。
 ギリシャの「ユーロ離脱」意識も。ギリシャ株価指数「アテネ総合」10%程度下落、20年ぶりの安値。英仏、イタリア株価9日、今年の最安値に。

・トヨタ <7203> [終値3145円]
 2013年3月期連結営業利益前期比約2.8倍、1兆円に。1兆円回復は5年ぶり。世界販売18%増の870万台と過去2番目の高水準見込む。

・小沢一郎元代表政治資金規正法違反(虚偽記入)罪強制起訴された事件で検察約指定弁護士、無罪判決不服として控訴へ。

・日経平均株価反落。前日比136円59銭(1.49%)安9045円06銭と2/13以来約3ヵ月ぶりの安値に。
 ギリシャ政局不透明から海外ヘッジファンドなどの売り膨らみほぼ全面安の展開に。

・東芝 <6502> [終値184円]経営再建に向けた総合特別事業計画決定。政府1兆円出資、家庭向け料金10%上げ、2014年3月期経常黒字化目指す。

・3月の景気動向指数、一致指数96.5と前月比1.3ポイント上昇。改善は2ヵ月連続。
 エコカー補助金追い風に自動車生産、販売好調が主因。先行指数3ヵ月連続で改善。

・NISグループ <8571> [終値4円]東京地裁に民事再生法の適用申請。負債総額508億円。6/10上場廃止に。

・9日債券市場、長期金利の指標となる新発10年物国債利回り一時0.845%まで低下(債券価格は上昇)約1年7ヵ月ぶりの低水準に。

・中国証券当局、個人投資家の株離れ阻止対策相次ぐ。
 取引所に支払う手数料の引き下げで投資家の売買促すほか、経営不振企業の上場廃止基準厳しくして銘柄選別に乗り出す。

・米主要企業1-3月期決算、建設機械などは伸び悩むも携帯電話や高級品の新興国向け販売大きく伸び増益に貢献。純利益伸び幅8%超に。

・中国経済、インフラ整備などへ固定資産投資をけん引役とした成長路線から所得水準の向上を背景とした消費が景気を支える構図へ変化。

・中国4月新車販売台数前年同月比5.2%増162万4400台、伸び率前月より4.2ポイント改善。小売業全体でも3月の売上高15.2%増へ。

・日立 <6501> [終値476円]
 2012年3月期連結純利益前期比5割増、3500億円程度に。今年3月時点(2800億円)を700億円上回り、2期連続最高益更新に。 

・中国南シナ海深海で石油や天然ガスの掘削探査開始。
 資源エネルギー確保するとともに南シナ海の領有権強固にする国家事業として深海探査を進める方針明らかに。

2012年5月9日(水)

・トヨタ <7203> [終値3145円]
 2015年メドに米国と中国でハイブリッド車(HV)一貫生産へ。生産規模合計年10万台。円高抵抗力、本格的な普及目指す。

・小沢一郎元代表の党員資格処分10日付で解除。党員資格の回復は約1年3ヵ月ぶり。

・フランス大統領選「反緊縮」掲げたオランド氏勝利受け、欧州連合(EU)経済政策の微修正に動き始めた。
 政策の軸足を「成長と財政再建の両立」に移し、欧州市民の不満和らげる狙いも。

・パナソニック <6752> [終値577円]2013年3月期連結最終損益500億円台の黒字になる見通し。前期推定7800億円の赤字から大幅に改善。

・米株式相場8日午前大幅続落。ダウ工業株30種平均下げ幅一時198ドル超も。欧州債務危機の先行き懸念、投資家リスク回避の動き強まる。

・アサヒグループ <2502> [終値1762円]飲料大手カルピス(東京・渋谷)買収正式発表。
 親会社・味の素 <2802> [終値1043円]からカルピス全株式約1000億円で取得。 

・電気自動車(EV)の充電方式巡って日本と欧米の自動車業界による規格争いが鮮明に。米独8社7日、新規充電企画公開。
 日本勢採用働きかけている方式に対抗する姿勢示す。国際標準化に向けて厳しい競争迫られそう。世界最大中国市場攻略がカギに。

・世界の銅生産の約3分の1占める南米チリで投資計画の先行き懸念。
 発電所建設に地元住民ら反対運動強まり、電力供給が計画通りに進まないと銅市場の需給圧迫につながる可能性も。

・日立 <6501> [終値480円]年内にも石炭火力発電所から排出される大気汚染物質減らす触媒生産強化へ。
 中国石炭火力の新設需要高まると見られ火力事業全体の拡大につなげる考え。

・ローソン <2651> [終値5450円]年内にも発電事業に参入。国内コンビニエンスストア店舗に太陽光発電システム設置。
 国内1万店以上運営、電力の新たな供給源として注目。

・グリー <3632> [終値1650円]2012年1-3月期決算説明会「コンプガチャ」問題について
 「(消費者庁から)指摘があれば真摯に対応していく」との意向示す。
 事業の成長性に影響出るとの見方については「根幹は揺るがない」と強調。
 収益への大きな影響は否定。12年1-3月期経常利益前四半期比9%増過去最高も前四半期から増益率(36%)から鈍化。

・大手商社5社2012年3月期決算、三菱商事 <8058> [終値1703円]除く4社純利益で過去最高益更新。5社合計純利益1兆6100億円強に。 

 13年3月期は増益率鈍るも三菱商事 <8058> [終値1703円]住友商事 <8053> [終値1118円]丸紅 <8002> [終値550円]最高益更新へ。

・細野豪志環境相8日、東日本大震災で発生した岩手・宮城・福島3県のがれき処理全体の12.3%済む。「ようやく前進」と。

・ギリシャ総選挙、新政権樹立に向けた連立協議。政権樹立困難視されており、6月再選挙になるとの観測も出始める。
 改選第1党民主主義党(ND)単独過半数獲得のため再選挙望むとも。

・造船重機大手5社、2012年3月期連結決算営業利益、
 三菱重工 <7011> [終値341円]川重 <7012> [終値221円]住友重機 <6302> [終値390円]3社増益確保。
 IHI <7013> [終値184円]三井造 <7003> [終値116円]2社は減益に


2012年5月8日(火)

・東電 <9501> [終値178円]週内にも家庭用電気料金の引き上げ政府に申請へ。
 時間帯別料金導入へ。夏季午後1時~4時ピーク料金高めに設定、夜間は安く。

・丸紅 <8002> [終値530円]米穀物3位ガビロン(ネブラスカ州)買収へ最終調整。38億ドル(約3000億円)前後。
 買収により穀物取扱量年400万トン規模と世界首位穀物メジャー米カーギルに並ぶ。

・7日に金融市場、欧州不安再燃し、リスク回避の動きが活発。
 ユーロは対円で約3ヵ月ぶりの円高・ユーロ安水準、日経平均株価前週2日比で261円安と今年最大の下げ幅記録。アジア市場も連鎖安に。

・ギリシャ総選挙(定数300)大連立組んで財政再建進めてきた二大政党の合計議席149(改選前201)で過半数割れ。

・民主党7日、小沢一郎元代表の党員資格停止処分を解除する方向で興石東幹事長に対応一任。8日常任幹事会で解除決める。

・フランス大統領選、オランダ詩を選んだというよりサルコジ氏を追い出す。ギリシャ二大政党の大連立を過半数割れに追い込む。
 「欧州の審判」厳しい緊縮策を有権者は拒み、改革の緩みを市場が攻める。債務危機克服は難しさを増す。

・国内五大銀行グループ2012年3月期連結最終損益合計2兆3000億円程度に黒字へ。07年3月期以来5年ぶり2兆円超。

・インターネット証券大手6社、4月の株式売買代金前月比25%減6兆7339億円。6兆円台は今年1月以来。

・日銀 <8301> [終値44400円]株価指数連動型上場投資信託(ETF)397億円分購入。
 1日の購入額として4/16前回(285億円)上回り過去最大に。不動産投資信託(REIT)23億円分購入。

・金融市場、フランスやギリシャの新政権の政策には不透明感強いため、危機の長期化警戒、リスク回避姿勢が強まる可能性も。

・ギリシャ総選挙第一党新民主主義党(ND)「反緊縮」を掲げる政党取り込むため協議入りも難航予想。
 いずれの党も連立交渉まとめられない場合が再選挙も視野に。

・インドネシア国内総生産(GDP)鈍化も。
 1-3月期前年同期比6.3%増と前四半期から0.2ポイント減速。個人消費は好調もインフレ圧力上昇など逆風も。

・・第一三共 <4568> [終値1336円]国内製薬大手で初めてバイオ後発医薬品事業に参入。
 米バイオベンチャー、コヒーラス・バイオサイエンシス(カリフォルニア州)から抗がん剤とリウマチ治療薬2種のバイオ後発薬、
 日韓台で開発販売権利をライセンス導入。発売時期2015年前後に。 

・IHI <7013> [終値181円]東芝 <6502> [終値308円]住友商事 <8053> [終値1100円]など企業連合、
 台湾で大規模な石炭火力発電所の建設受注。受注総額1600億円前後。

・アマゾン・ジャパン(東京・目黒)中古ゲームソフトの買い取り始めた。
 アマゾンの電子商取引(EC)サイト上で商品購入できる「Amazonギフト券」売り手に支払う。

・森精機 <6141> [終値762円]中国・天津市に40億円投じ、新工場建設。2013年9月に稼働。工作機械月100台生産へ。 

・欧州激震、フランス大統領選、オランド氏社会党から17年ぶり、現職大統領の財政は31年ぶり。

・外国為替市場、損失リスク避けようとユーロ売り膨らみ、円相場約2ヵ月ぶりの1ユーロ=103円まで上昇。世界市場動揺。

・仏独関係「メルコジ」から「メルコランド」と欧州メディア命名。信頼関係築けるか模索始まる。

・三井物産 <8031> [終値1189円]住友商事 <8053> [終値1100円]丸紅 <8002> [終値530円]大手商社3社、
 2012年3月期連結決算、最終利益そろって過去最高更新。鉄鉱石など資源価格の高騰が収益に貢献。

・フランス大統領選、社会党オランド氏勝利。仏メディア速報で、社会党のオランド前第1書記が51~52%の票を獲得と。

・オランド氏支持者を前に「全てのフランス人の大統領になる」と述べ、勝利を宣言。

・ギリシャ総選挙、選挙前まで大連立を組んでいた二大政党が議席大幅に減らす。2党合わせた過半数獲得が微妙な情勢と。

・ギリシャ総選挙、内務省の推計。第1党の右派・新民主主義党(ND)が112議席、3位の左派・全ギリシャ社会主義運動(PASOK)が43議席と予測。
 連立与党が過半数を維持する可能性も、政府の議席獲得見通しは開票率約38%で試算されており、結果は予断を許ず。(7日休刊日 拾い読み)

・エルピーダメモリ5日、米半導体大手マイクロン・テクノロジーズを支援企業にする方針固めた。
 買収額2千億円超、設備投資の肩代わり分含めた支援総額3千億円弱になる見通し。日本勢DRAMメーカー消える。

・欧州連合(EU)のイラン向け制裁でイラン産原油の輸入、7月全面停止する事態避けるため、政府新たな法律つくる検討へ。
 新法で国が補償の大部分を肩代わりへ。

・北海道電力 <9509> [終値1084円]5日深夜泊原発3号機(北海道・泊村)定期検査に入るため発電停止。
 国内すべての原発停止は1970年以来42年ぶり。

・消費者金融経営環境が厳しさ増す。業界の不良債権比率2011年度上期に15.3%と10年間で約5倍の水準へ上昇。
 貸し付けが細る一方、不良債権処理重荷に。若者中心に貸し倒れ減らず。

・4日米株式市場ダウ工業株30種平均3日続落、前日比168ドル32セント(1.3%)安1万3038ドル27セントで終了。
 4月の雇用統計、非農業部門雇用者数前月比の伸びが3月から鈍化、市場予想大幅に下回る。

・原油先物相場大幅に続落。WTI (ウエスト・テキサス・インターミディエート)期近6月物前日比4.05ドル(約4%)安1バレル98.49ドル。
 3ヵ月ぶりに100ドル割れ。

・三菱自 <7211> [終値89円]主力工場水島製作所(岡山・倉敷市)普通乗用車の減産に踏み切る。2012年度生産計画11年度比約2割減産。

・日立 <6501> [終値492円]
 企業のデータセンターの設計から建設、保守まで一括で請け負うサービス始める。構築期間従来比短く、費用1割前後抑制へ。

・「コンプリートガチャ(コンプガチャ)」と呼ばれる携帯電話のゲームの新商法について消費社長が景品表示法に抵触する可能性を判断。
 国内ソーシャルゲーム(交流ゲーム)各社に今後の収益にも影響も。
 
 DeNA <2432> [終値2490円]
 「モバゲー」でアイテムがガチャを購入する際に使用する仮想通貨「モバコイン」の消費量、今年1-3月500億円超。年間で2000億円に達する勢い。

 
 グリー <3632> [終値2151円]2011年10-12月有料課金収入前年同期比3倍以上382億円に達する。 

・国内全原発が停止。原発再稼働できないまま今夏猛暑になった場合、沖縄除く日本全体で0.4%の電力不足と試算。
 不足率北海道電力 <9509> [終値1084円]管内3.1%、関西電力 <9503> [終値1129円]管内で16.3%に達する見通し。
 停電や過剰節電事態で熱中症患者急増も。
 長期停止すれば原発の「命」にも影響。メンテナンス請け負↑企業廃業、必要な作業員確保できなくなるとも。「安全技術の継承も進まず」
 
・民主党執行部国会会期今年末まで「超大型延長」する奇策浮上。
 衆院解散や党分裂の危機回避、谷垣禎一自民総裁の息の根を止める一石三鳥作戦。

・フランス大統領選、世論調査で優位を保つオランド氏の強気姿勢目立つ。

・人口推計(4/1現在)15歳未満の子供の数は前年比12万人減1665万人と31年連続で減少。総人口に占める割合過去最低の13.0%。

・再生可能エネルギー固定価格買い取り制度7月開始受け、発電ビジネス乗り出す企業の動き活発に。

 京セラ <6971> [終値7730円]シャープ <6753> [終値448円]参入決定。

・NTTドコモ <9437> [終値133200円]スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)端末の販売価格大幅に引き下げ。
 「実質0円」端末も積極的に投入。スマホ競争本格化。


・グリー <3632> [終値2151円]米ソーシャルゲーム開発会社ファジオ、約2億1千万ドル(約169億円)で買収。5月中の買収完了目指す。
 ファジオの人材活用してゲームなどの開発力強化。

・レギュラーガソリン店頭価格(1日現在 全国平均)1リットル当たり153.9円と前週比1.6円値下がり。値下がりは4週連続。



2012年5月3日(木)

・上場企業2012年3月期決算、経常損益改善する企業が全体の半数超。円高やタイ洪水、東日本大震災などの逆風下でも収益力高めた企業多く。
 船体の経常利益額、電機大手などの業績悪化響き、前期比18%減。13年3月期は上場企業の経常利益2ケタ増見通し。

・2011年度中国事業、前年度比2k手合賃上げした企業8割に。中国事業の利益見込み10%以上減る企業は2割近くに。

・事業再生ADR(裁判外外の紛争解決)による経営再建中のアイフル <8515> [終値172円]
 2012年3月期連結最終利益170億円の黒字(前期は319億円の赤字)。3期ぶり最終黒字悪保。

・東京海上 <8766> [終値2032円]
 中国政府1日、自動車損害賠償責任保険(自賠責)の外資開放発表受け、年内にも中国人向け自動車保険市場に参入。

・欧州緊縮財政と経済成長の両立探る動き表面化。
 欧州連合(EU)域内景気の早期回復に向け成長戦略の策定検討し始めた。6月末首脳会議での合意めざし調整へ。

・スタンダード&プアーズ(S&P)ギリシャ国債長期信用格付一部のデフォルト(債務不履行)示す「SD」から「トリプルC」に引き上げ。

・ファーストリテイリング <9983> [終値17500円]
 衣料品専門店ユニクロ4月既存店売上高前年同月比6.8%減少。前年同月下回るのは5ヵ月ぶり。来客数大幅減。

・スズキ <7269> [終値1857円]インド4輪子会社マルチ・スズキ発表、
 4月の新車販売台数前年同月比3%増10万415台。4ヶ月連続前年実績上回る。

・2011年度鉄鋼輸出量、前年度比8.3%減、3999万2000トン。3年ぶり前年度マイナスに。10年度まで2年連続最高更新。
 東日本大震災やタイ洪水による自動車産業の生産停滞響き、円高進行輸出減少。

・古河電工 <5801> [終値210円]自動車用組み電線(ワイヤハーネス)向けに強度2倍に高めた新型アルミニウム線材開発。
 2014年出荷開始。自動車の軽量化と燃費向上につながりそう。

・カーシェアリング向けの車両台数2013年にも1万台突破する見通し。直近の1.5倍強の水準。都市部では新しい利用法が身近に。 

・ソーシャルゲーム(交流ゲーム)の2強、DeNA <2432> [終値2490円]とグリー <3632> [終値2151円]海外展開急ぐ。
 国内市場拡大への期待薄れつつあるため。
 高額課金に結び付ける独自の仕組みを欧米などに持ち込み世界ユーザー獲得狙うも勢いつき過ぎると日本と同様の問題起きる可能性も。

・グリー <3632> [終値2151円]米ソーシャルゲーム開発会社ファジオ、約2億1千万ドル(約169億円)で買収。5月中の買収完了目指す。
 ファジオの人材活用してゲームなどの開発力強化。

・レギュラーガソリン店頭価格(1日現在 全国平均)1リットル当たり153.9円と前週比1.6円値下がり。値下がりは4週連続。

2012年5月2日(水)

・大手コンビニエンスストア海外店舗数2012年5万超、中小含む国内の総店舗数(4万9千店程度)逆転する見込み。アジア中心に成長加速。
 
 海外出店計画、セブンイレブン <3382> [終値2414円]2750~3250店純増計画。ファミリーマート <8028> [終値3595円]約2000店。
 ローソン <2651> [終値5360円]500店増、ミニストップ <9946> [終値1402円]560~570店増。 

・日経平均株価9400円台下回り、終値で約2ヵ月半ぶりの安値。
 4/30発表米景気指標が市場予想下回り、為替市場で円買い・ドル売り圧力強まる。スペインの景気減速きっかけに欧州経済の先行きにも不安。

・中国と韓国が自由貿易協定(FTA)交渉開始で最終調整へ。日中韓3か国のFTA交渉目指す日本は「蚊帳の外」に置かれつつ。

・金融市場円高・株安の圧力くすぶる。米雇用統計の発表やギリシャ総選挙など市場を左右する出来事相次ぎ、リスク回避の動き。
 円相場5/1東京市場で2/21以来の円高水準に上昇、株式市場では輸出関連株売られる。

・全国ツアーバス運行事業者の実態調査へ。急成長や競争激化に伴う安全問題への懸念表面化した形。

・政府レアアース(希土類)の調達先広げる。
 枝野幸男経産相がインドとカザフスタン訪れ、次世代自動車の開発に必要な種類確保に道筋付ける。

・韓国、台湾IT(情報技術)大手の業績悪化に歯止めかかる兆し見える。液晶パネル在庫調整一巡、パネル価格上向く。
 スマホやタブレットなどモバイル用半導体製造は好調。

・4月の新車販売台数(軽自動車含む)前年同月比93.7%増35万9631台。震災反動で過去最高の伸び率に。2010年4月販売実績比2%増に。

・大手百貨店5社4月売上高(既存店ベース)
 三越伊勢丹 <3099> [終値869円]5.5% 大丸松坂屋 <3086> [終値412円]2.5% 高島屋 <8233> [終値600円]1.8%3社前年上回る。
 そごう・西武は0.9%減 阪急阪神 <8242> [終値699円]4.8%減。
 
・近畿車両 <7122> [終値324円]米ロスアンジェルス郡当局から約9億ドル(720億円)で路面電車受注。

・日本車両 <7102> [終値299円]米バージニア州当局向けに通勤電車納入。納入額約90億円。

・企業業績V字回復鮮明に。4月末までに決算発表終えた上場企業増益見通し相次ぐ。世界経済が最悪期脱したとの見方も改善に期待。
 東証1部上場企業2割強253社(金融除く)2013年3月期業績予想、営業・経常利益で前期比2割増確保。

・フランス、極右・国民戦線ルペン党首(43)大統領選決選投票では白紙投じると表明。オランド氏、サルコジ氏信任しない。


2012年5月1日(月)

・日米首脳共同声明、アジア太平洋の安定に「役割と責任果たす」と強調。日米関係改善に向かわせる出発点にようやく立つ。

・円相場3日続伸、一時1ドル=79円87銭まで円高ドル安進む。80円突破は2/24以来約2ヵ月ぶり。

・住友商事 <8053> [終値1140円]グループ、自動車補修サービス米マイダス(イリノイ州)買収。買収総額約3億1000万ドル(約250億円)。

・日本とインド両政府、経済協力の強化目指す「閣僚経済対話」の初会合開く。日本企業のインド進出弾みも。

・日本とインド両政府、ハイブリッド車など次世代自動車に用いるレアアース計3種類を今年8月から日本に輸出開始。
 日本に需要(約2万7000トン)の約1割強確保。

・5/6投開票フランス大統領第2回投票、世論調査では社会党オランド前第1書記が優位に立つ。現職サルコジ大統領厳しい情勢に。

・米個人消費支出(3月)年率換算で11兆655億ドル(約886兆円)と前月比0.3%増加。市場予測平均(0.5%増)下回るも9ヵ月連続前月比増加。

・スペイン国内総生産(GDP)2012年1-3月期前期比0.3%減少。2四半期連続マイナス成長。景気後退局面入り確認。

・エルピーダメモリ支援企業決める第2次入札5月初旬開かれる。米韓日の半導体大手の応札に動く中、中国ファンドも買収案。

・信越化 <4063> [終値4640円]建築用塗料などに使う材料の新工場、米国に建設。2014年初め稼働、投資額1億2000万ドル(約96億円)。
 住宅需要の拡大が見込まれる中南米やアジアなどへの輸出拠点に。

・日産 <7201> [終値836円]住友商事 <8053> [終値1140円]電気自動車(EV)用電池リサイクル事業に乗り出す。
 EV使用済み電池の顧客から買い取り顧客に負担軽減する狙い。 

・リブセンス <6054> [終値2400円]
 転職希望者対象にしたクチコミサイトから企業各社の求人に応募できるサービス始める。3年後15億円の売上高目指す。

・産経新聞社とFNN(フジニュースネットワ〓ク)28、29両日実施合同世論調査、「憲法改正必要」との回答57.6%に。
 野田佳彦内閣支持率22.0%と10.5ポイント急落。政権発足以来過去最低記録。不支持率過去最高の60.8%となり政権運営に黄信号ともる。

・米政府、韓国政府に対し北朝鮮の核実験が「今週中に実施される可能性」との見方伝える。

・米ウォールマート・ストアーズ、メキシコ政府高官への賄賂工作もみ消した疑惑発覚。経営トップも関与の歌がれる事態に。

・ライフネット生命保険 <7157> [終値1197円]3月末保有契約件数11万8千件と前年同期比ほぼ倍増。
 保険料の安さで急成長。インターネット販路で人件費や固定費大幅にカット。掛け捨て型定期保険が主力。 


・政府・与党大型蓄電池の研究・開発・普及に向けた施策、7月取りまとめへ。
 経済産業省内に「蓄電池戦略プロジェクトチーム」設置、具体的施策検討へ。

・ギリシャ総選挙(5/6 投開票)財政緊縮策を欧州連合(EU)と約束した与党二大政党が過半数獲得し、再建路線堅持できるかが焦点。
 逆風の中連立を組む二大政党も「負担緩和策」訴え始める。

・2012年仏大統領選、5/6決算投票。メルケル独首相「オランド政権」誕生に備えて微妙に立場変えつつ。
 ドイツにとりオランド氏勝利した場合大きな懸念はオランド氏が求めている欧州連合(EU)の新財政協定の再交渉。
 オランド氏経済成長も重視すべきとの立場取る。

・消費増税の論拠、(消費増税で)景気良くなる。社会保障財源が確保できる。財政均衡が実現できる。日本ギリシャ化は免れる。
 政府債務の増加のせいで家計が消費を手控え、需要が不足してデフレになると言うも
 実際は現役世代が消費を抑えるのはデフレ下で家計が自由に使える可処分所得が減ったからでデフレは結果でなく原因と。
 消費増税こそギリシャ化招くとも。 


・3月主要経済指標27日公表、生産と消費、雇用いずれも改善。景気回復に向けて明るい兆し見せる。

・米格付け会社スタンダード&プアーズ(S&P)26日、スペイン国債長期格付「シングルA」から「トリプルBプラス」に。
 今後の見通しも「ネガティブ(弱含み)」に。

・国際通貨基金(IMF)27日、
 アジア太平洋地域の経済見通し「十分に解消していない欧州債務危機がアジア経済を押し下げるリスクになる」と示す。



Posted by 占い ザ・ハーミット at 16:02│Comments(0)
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