日経 6月7日

日経 6月7日



2014年6月7日(土)

・経済産業省、石油元売り各社が運営する国内23製油所の再編に乗り出す。
 法的な強制力持つ新制度を初めて適用し、他社との拠点統合など今後の合理化計画を提出させ、進まなければ勧告や罰金も検討。
 国内の製油所は2~3割過剰、元売り各社の業績は悪化している。

 石油元売り3位コスモ石油 <5007> [終値203円]同4位東燃ゼネラル石油 <5012> [終値979円]千葉県のある主力製油所統合する。
 ガソリンなどの生産設備を相互利用できるようにし稼働率引き上げる。共同で生産を合理化し、コスト競争力高める動きが広がりそう。

・ロシア・プーチン大統領とオバマ大統領、9ヵ月ぶりに接触。
 プーチン大統領はウクライナ・ポロシェンコ次期大統領とも会い、ウクライナ緊張緩和への取り組みについて協議。

・安倍晋三首相6日、ローマ市内で同行記者団と懇談し、法人税の実効税率引き下げについて「来年度から着手する」と明言。

・株式市場、資産額130兆円の巨大投資家、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)改革の動向に敏感になっている。
 先行き期待に加え、足元でも公的年金マネーが流入し、相場の下支え要因にもなっているとの見方が出ている。
 年金運用する信託銀行の5月の株式買越額は6873億円と5年2ヵ月ぶりの水準。これがGPIFやかんぽ生命の買いと見られている。

・米5月の雇用統計、非農業部門の雇用者数前月比21万7千人増。2月から4ヶ月連続で20万人台の増勢維持。米景気緩やかに回復していること裏付け。
 ほぼ市場予測通り。4月は速報値28万8千人増から28万2千人増に下方修正。3月は20万3千人増で変わらず。
 5月の失業者率は6.3%で前月と同水準。

・ニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均は続伸の始まり、朝方発表の5月の米雇用統計が雇用の改善示す内容で、景気回復への期待から買い物。
 
・内閣府6日、4月の景気動向指数、景気の現状示す一致指数111.1と前月比3.4ポイント低下。低下は2ヵ月ぶり。
 東日本大震災によって6.7ポイント下がった2011年3月以来、3年1ヵ月ぶりの下げ幅になった。消費増税の影響で小売業の販売が落ち込む。
 基調判断「改善を示している」から「足踏みを示している」に引き下げた。一致指数を構成している10指標のうち9指標が低下。
 数ヶ月先の景気占う先行指数は106.6で、前月比0.5ポイント低下。低下は3ヵ月連続。建設や自動車関連で、指標悪化。

・中国の中小銀行に不良債権増加の圧力高まる。
 江蘇省の地方銀行、連雲港東方農村商業銀行(連雲港市)2013年12月期の貸出資産に占める不良債権比率は前期比13.74ポイント上昇、
 26.76%に。取引先の経営悪化で貸出金の回収が難しくなっているため。

・国軍によるクーデターでタイの全権掌握した「国家平和秩序評議会(NCPO)」6日、観光地4ヵ所で夜間外出禁止令即日解除。7ヵ所解除へ。

・10年ぶりの政権交代が実現したインドで、企業収益の期待拡大が高まっている。背景はモディ新政権による経済改革「モディノミクス」。
 足元の外需頼みを脱却、インド企業が国内外の両輪で稼ぐ道が見えてきた。

・三菱電機 <6503> [終値1248円]
 電力使用量を1割減らせる節電システム、6月から電力会社に売り込む。2018年度に売上高を13年度比3割増の2000億円に伸ばす。

・シスメックス <6869> [終値3660円]凸版印 <7911> [終値773円]子会社理研ジェネシスと資本提携結ぶ。遺伝子事業展開。

・欧州中央銀行(ECB)5日、主要国の中央銀行として初めて導入したマイナス金利の影響で欧州債の利回りが軒並み低下。
 民間銀行の余剰資金が欧州債へ向かうとの思惑が背景。
 企業向け融資が回復するとの見方は少なく、資金の受け皿は欧州債になるとも見方も出ている。 

・東京株式市場で銀行株が戻り歩調強める。業種別日経平均株価の「銀行」は12営業日連続上昇。海外の銀行が上昇したことも買いにつながる。
 業種別日経平均・銀行の12日連続上昇は、1985年2月の13日連続以来の長さ。

・東証の売買代金に占める空売り比率6日、28.9%と、3/5以来約3ヵ月ぶりに28%台に低下。

・東証1部騰落レシオ(25日移動平均)が6日、126.10%と前日比4.41ポイント上昇、2013年7/24(132.79%)以来の約10ヵ月ぶりの高水準。
 一般に120%を上回ると過熱警戒感に入ったと言われる。5日に約3ヵ月ぶりに120%を上回った。

・政府6日、公的保険が使える診療と保険外の診療併用する「混合診療」の拡大を今月まとめる新たな成長戦略盛り込むことを決めた。
 3~6ヶ月要する審査期間は原則6週間以内に短縮する。

・財務省、5月末の外貨準備残高、1兆2839億2000万ドル(約131兆円)と4月末比10億9800万ドル増加。2ヵ月連続増加。

・デンソー <6902> [終値4765円]6日、北米の自動車メーカー向けに車載電子制御システムの故障診断ソフトを開発・販売する
 米イース・シュミレーションを買収。約700万ドル(約7億1000万円)で発行済み株式の72%取得。



Posted by 占い ザ・ハーミット at 13:16│Comments(0)
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