日経 2月28日
2015年02月28日
2015年2月28日(土)晴れ
・インド高速鉄道建設プロジェクトの第1弾として、ムンバイとグジャラート州結ぶ区間で日本の新幹線方式の採用が最有力に。
距離約500KM、総工費1兆3000億円超。日本勢が包括的に受注するのは、2007年に全線が開通した台湾に続き2件目に。
・大成建 <1801> [終値722円]今春から平均1万2100円の賃上げ実施する方針。
上げ幅は2.3%、給与一律に底上げするベースアップ(ベア)と制度改革分含む。
・りそなHD <8308> [終値671.6円]27日、政府から注入受けた公的資金の残額1280億円の完済と新業計画発表。
2018年3月までに返す計画前倒しして、6月株主総会後返済。
安定株主確保のため、第一生命保険 <8750> [終値1808.5円]と日本生命保険への株式割り当て。総額866億円。
15年3月期配当は従来計画の2円引き上げ17円に。16年3月期以降、中間配当始める。株主優待制度も導入。
・東電 <9501> [終値469円]福島第一原子力発電所汚染水問題が再燃。
敷地内から放射性物質含む水が長期間にわたって海に流れ出していることが発覚。
適切な情報開示怠った東電の対応に批判集中。地下水の海への放出も仕切り直し迫られる。
・日本の景気を米国など海外需要の復調がけん引。
1月の鉱工業生産は輸出の多い製造機械や自動車が大きく伸び、前月比4.0%増。
一方、国内の消費は足踏み、国内向け製品は在庫多い。
・JR九州、完全民営化に一歩近づく。政府27日、同社をJR会社法の適用対象から外す改正案を閣議で決めた。
法案成立すれば2016年秋にも東証1部へ上場する予定。本業の黒字化と路線の維持という難題抱える。
・ニコン <7731> [終値1545円]医療機器事業に本格参入。
眼科向けカメラで世界最大手の英国企業、オプトスを2億6千万ポンド(約480億円)で買収。
2016年度に医療機器事業で1300億円の売上高目指す。
新たな収益源確保急務、13年には理化学研究所発ベンチャー、再生医療製品の開発手掛けるヘリオス(東京・港)に出資。
・公的年金資金運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)27日発表2014年10-12月期決算、
国内株式比率12月末時点で19.8%と、9月末比2.0ポイント上がった。約1.9兆円買い増し。株価上昇も寄与。
ゴールドマン・サックス証券試算、GPIFが来年3月までに新しい目安に到達すると、
今年1月から来年3月までに国内株式3.1兆円、外国株式5.1兆円買います余地あると。
・国土交通省、1月時点地価動向報告、3ヵ月前から地価が上昇したのは125地区と過去最高更新。
下落は前回調査の10月時点に続きゼロ。活発な不動産取引続いていること裏付け。
調査は全国の主な商業地と住宅地の合計150地区対象に3ヵ月ごとに実施。
・住宅着工戸数、前年同月比13.0%減の6万7713戸。11ヵ月連続前年割れ。昨年の消費増税前にした駆け込み購入の反動続く。
・ドイツ連邦議会(下院)27日、ギリシャへの金融支援4ヵ月延長する案を賛成多数で承認。
ドイツ以外の国の手続きも受け、ユーロ圏は同日、支援延長正式決定。
攻防ひとまず収束も、4月末ギリシャの財政構造改革案の詳細について合意することでヤマ場に。
・ギリシャでチプラス政権への批判出始めた。
欧州連合(EU)などと金融支援の4ヶ月延長で合意したものの、緊縮財政と構造改革課せられた状況はほとんど変わらず、
総選挙で公約した反緊縮の実現には程遠く。支援延長期限迎える夏場がチプラス政権の正念場に。
・中国人民元に対する下落圧力が高まる。
27日の上海外国為替市場で、人民元は対ドルで一時約2年4ヵ月ぶり安値水準に下落、
制限値幅の下限(ストップ安水準)に迫る。1ドル=6.2699元まで下落。2012年10月以来の安値水準。
米ドルが上昇基調なことの加え、中国からのマネー流出懸念も強まっている。
・米商務省27日、2014年10-12月期実質国内総生産(GDP)改定値、年率換算で前期比2.2%増加。
企業在庫投資などが下方修正、成長率は速報値から0.4ポイント縮小。市場予測平均(2.1%程度)は上回る。
企業の設備投資が速報値の1.9%増から4.8%増に上方修正、
GDPの約7割占める個人消費も4.2%増と0.1ポイントの下方修正にとどまり、底堅い展開となった。
・マレーシア国営石油会社ペトロナス、2014年10-12月期決算は最終損益が98億7400万リンギ(約3300億円)の赤字。
原油安で売り上げが低迷。設備投資抑制などコスト削減に力入れる。
・味の素 <2802> [終値2297.0円]
米モンデリーズ・インターナショナルとの合弁会社でコーヒー大手の味の素ゼネラルフーズ(AGF)を完全子会社化へ。
最大手ネスレを追撃する新商品打ち出し、低迷する即席コーヒー市場で成長目指す。
・マツダ <7261> [終値2556.0円]同社初の小型多目的スポーツ車(SUV)新型モデル「CX-3」発売。
30歳前後のファミリー層などの人気高まっている小型SUV市場で販売拡大する。
・米アップル26日、サンフランシスコ市内で3/9午前10時(日本時間10日午前2時)から発表会開く。
4月発売開始予定の腕時計型端末「アップルウォッチ」の詳細明らかにされると見られる。
・1月の主要経済統計では、生産の回復が進む一方、家計調査や消費者物価指数などの弱さが浮き彫りに。
ただ足元の実態は決して悪くない。原油安による追い風もあり、個人消費は緩やかに回復すると見られる。
Posted by 占い ザ・ハーミット at 14:59│Comments(0)