日経 1月20日
2016年01月20日
2016年1月20日(水)
・金融庁、国内銀行は中国、韓国などアジア10カ国対象とした新たな国際送金システムつくる検討へ。
一括送金する仕組み追加。1件数千円かかっていた送金手数料を10分の1に減らす仕組み。2018年にも導入。
米国は欧州22カ国などと手数料の安い送金システム構築。
米ベンチャー、ペイクイックは世界90カ国以上で安価な国際送金サービス展開。いずれも手数料は1件数百円程度。
三菱UFJ銀 <8306> [終値646.8円]三井住友銀 <8316> [終値4055円]みずほ銀 <8411> [終値213.4円]
今後傘下の検討に入る。他行も追随する可能性も高い。
・ファミリーマート <8028> [終値5370円]店舗に外貨を日本円に両替できる自動外貨両替機設置へ。
2月から都内4店舗で導入始め、東阪や主要観光地の店舗中心に2020年度までに1千店に広げる。
外貨両替のトラベレックスジャパン(東京・港)展開する両替機採り入れる。
・国際通貨基金(IMF)19日改訂した世界経済見通し、2016年の成長率3.4%に。
15年10月時点で予測から0.2ポイント下方修正。
17年は緩やかに回復すると見込むものの、新興国の減速や資源安などを克服できなければ、
「世界の成長はとん挫しかねない」と強く懸念。
先進国16年2.1%、新興・途上国は4.3%と見込む。いずれも下方修正。
世界全体16年3.4(15年10月予測比▲0.2)17年3.6(▲0.2)米国2.6(▲0.2)2.6(▲0.2)
ユーロ圏1.7(0.1)1.7(0.0)日本1.0(0.0)0.3(▲0.1)新興・途上国4.3(▲0.2)4.7(▲0.2)
中国6.3(0.0)6.0(0.0)ロシア▲1.0(▲0.4)1.0(0.0)ブラジル▲3.5(▲2.5)0.0(▲2.3)
・19日株式市場で、日経平均株価は前日比92円高い1万7048円で終了。上昇は4営業日ぶり、今年ようやく2回目。
東証1部の売買代金は今年最少。中国の先行き警戒感はなお強い。
・農業のIT(情報技術)化へ向けた企業の取り組みが広がっている。
クボタ <6326> [終値1673.0円]19日、無人で耕作などの作業ができる自動運転トラクター公表。
無人で農地を耕し肥料・農薬の散布までできるようになる。2018年にも発売する計画。
井関 <6310> [終値165円]やヤンマー(大阪市)もクボタ同様の自動運転トラクター開発へ。
人手のかかる土壌調査もITで効率化。
ヤンマーは土に含まれる水分や酸性度を離れた場所から測るセンサーをドローンに装着。
土壌診断、肥料選んだり、土壌改良に生かしたりする。
IHI <7013> [終値264円]人工衛星で作物の生育監視し、効率改善に生かせる情報を農家に提供する技術開発。
トヨタ <7203> [終値6804円]コメの生産法人向けのクラウドサービス「農作計画」開発。
・中国国家統計局19日発表、2015年実質国内総生産(GDP)成長率は6.9%と、25年ぶりの低い水準に減速。
製造業の設備過剰、山積みの不動産在庫、金融市場の混乱という3つの重荷がのしかかる。
デフレの影もちらつく。
・中国人民銀行(中央銀行)2月初旬からの春節(旧正月)の大型連休控え、
6千億元(約10兆8千億円)以上の資金供給実施する方針。
景気減速続く中、事前に資金供給の方針表明、市場の混乱防ぐ姿勢示した。
・2016年春季労使交渉19日スタート。経団連は指針で15年上回る「年収ベースでの賃上げ」検討するよう企業に求めたが、
昨年と異なり、基本給を一律底上げするベースアップ(ベア)には慎重姿勢にじませた。
・国立がん研究センターなどの研究班19日、がん患者の10年生存率公表。がん全体では約58%。
甲状腺がんや乳がんは80%超も、すい臓がんは5%切り、がんの発生部位によって大きな差に。
・政府、イランの核合意履行踏まえた対イラン制裁を22日にも解除へ。
経済関係の強化に向けた環境整備急ぐ。中東最大級のアザデガン油田の権益獲得後押しする。
企業は参入条件見極め。
・日本政府観光局19日、2015年訪日客数(推計値)
14年比47%増、1973万人となり、政府目標「20年に2000万人」にほぼ到達。
訪日客の旅行消費額は過去最高の3兆4771億円となり、電子部品の輸出額に匹敵する規模に。
・日本郵政グループ <6178> [終値1627円]かんぽ生命 <7181> [終値2761円]19日、
再保険の引受業務参入に向け総務省と金融庁に認可申請。
・全国各地の住民から、マイナンバー制度運営担う地方公共団体情報システム機構(東京)送付の封書に
通知カード未封入との訴え相次ぐ。機構はいずれンケースでも「同封した」と主張。
・不動産経済研究所19日、2015年首都圏(1都3県)のマンション発売戸数、前年比9.9%減、4万449戸。2年連続減少。
Posted by 占い ザ・ハーミット at 15:19│Comments(0)