日経 7月7日

日経 7月7日


2016年7月7日(木)

・英離脱、市場動揺第2波。
 イタリアの銀行の経営不安が再燃、英不動産ファンドの相次ぐ解約停止で不安広がる。
 6日の金融市場で日本円や日米欧の国債へマネー逃避が鮮明に。

・日本電子力発電、日立 <6501> [終値408.4円]の英国の原発事業に参画する方針。
 日本の電力会社が海外で原発運営に関わるのは初。メーカーと電力会社が一体となり海外で収益源の確保目指す。

・損害保険ジャパン日本興亜 <8630> [終値2761.0円]
 8月にも「劣後債」と呼ばれる高利回り債を個人投資家向けに1千億円発行する。
 保険会社による個人向け社債は国内で初。
 機関投資家向けも含め計2千億円規模を調達し、大型買収など将来の成長投資に振り向ける。

・オバマ大統領5日、民主党の大統領候補指名確定したクリントン前国務長官(68)と共に
 南部ノースカロライナ州訪れ、本格的に選挙支援開始。

・キャメロン首相の後継選ぶ英保守党首選は、5日実施1回目の投票の結果、メイ内相がトップ。
 2位のレッドソム・エネルギー担当閣外相が追う。
 保守党は7日の2回目の投票で最終決戦に進む2候補者を絞り込む。
 首相レースは女性2人の対決となる構図濃厚。

・英国の欧州連合(EU)離脱を決め、英国・欧州だけでなく日本や米国でも銀行株への売り広がる。
 6日の東京株式市場では、三菱UFJFG <8306> [終値433.8円]みずほFG <8411> [終値143.1円]は年初来安値。
 英国・欧州発の不安がグローバル化した金融取引経由して波及するリスクが意識されている。

・世界で銀行株下落。(6/23比較、日本は7/6、他の地域は7/5時点)
 モンテ・パキス(伊)騰落率▲51.2% RSB(英)▲36.7% ウニクレディト(伊)▲33.3%
 バークレイズ(英)▲27.3% ソシエテ・ジェネラル(仏)▲26.1% クレディ・スイス(スイス)▲22.7%
 ドイツ銀(独)▲21.5% UBS(スイス)▲20.8% 三菱UFJ <8306> [終値433.8円]▲15.6% 
 三井住友FG <8316> [終値2819.0円]▲13.4% みずほFG <8411> [終値143.1円]▲12.5%

・経団連6日公表春季労使交渉最終集計、大手企業の定期昇給とベースアップ(ベア)合わせた賃上げ額は月7497円。
 中国経済減速や円高・株安の影響で経営者が慎重姿勢強め、賃上げ率は2.27%と4年ぶりの前年割れ。
 2016年の賃上げ額は3年連続7000円超。

・自民党・小池百合子元防衛相(63)6日夕、東京都知事選(14日告示-31日投開票)への出馬正式表明。
 「しがらみのない都民の目線で戦う」と述べ、自民党の推薦受けなくても立候補する意向。

・三菱東京UFJ銀 <8306> [終値433.8円]りそなグループ <8308> [終値365.8円]など5大銀行、
 窓口で販売する外貨建て保険などの手数料開示する検討に入った。
 販売の透明性高め、顧客目線で販売アピールする狙い。

・財務省6日、2016年1-6月期(上期)の個人向け国債の応募額が1兆6061億円と、前年同期比66%増。
 上期で1兆円超えるのは2年ぶり。元本割れリスクがない安定性などが個人投資家の人気集めた。

・総務省、NHKの受診料見直す議論に乗り出す。
 番組のインターネット配信進む中、テレビのない世帯にも受信料負担してもらうことを検討する。

・英自動車工業会6日、6月の新車販売台数が25万5766台と前年同月比0.8%減少。
 減少は2015年10月以来、8カ月ぶり。

・米商務省6日、5月の米貿易赤字は411億4400万ドル(約4兆1500億円)となり、前月改定値から約10%拡大。
 赤字額は市場予想平均(400億ドル程度)上回り、2カ月連続で拡大。

・格安スマートフォン(スマホ)の主戦場インドで国産品が急速に浸透。
 調査会社推計で2016年1-3月期に出荷されたスマホの6割強がインド産。
 ただ部品は中国依存、「世界のスマホ工場」への道のりは遠い。

・トヨタ <7203> [終値5064円]タイの製造拠点の人員5%削減する。削減は約2年ぶり。
 タイは景気停滞で国内新車販売が約2年半にわたり低迷、輸出も伸び悩む。

・米太平洋艦隊6日までに、横須賀基地(神奈川県横須賀市)を母港とする原子力空母ロナルド・レーガンなど
 第7艦隊の艦船による警戒監視活動が、南シナ海で実施。中国をけん制する狙い。

・6日のロンドン外国為替市場の円相場は、一時1ドル100円20銭で取引。
 続くニューヨーク外国為替市場も午前8時半現在、前日比1円14銭円高ドル安の1ドル100円55銭〜65銭に。

・英国の欧州連合(EU)離脱問題による悪影響が改めて懸念され、金融市場が再び動揺。
 章句状態保っていた市場で、「二番底」の恐れが現実味帯びてきた。
 英ポンド続落で円高・株安連鎖。日米欧長期金利が急低下。

・ドイツ政府、自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の排ガス規制逃れ問題で同社に制裁金科さない方針。
 運輸省が制裁金は「不要」との見方示す。経済の屋台骨支える自動車業界をほぼしようとしているとの批判も。

・6日の上海外国為替市場の人民元相場は対ドルで下落、
 午後4時半(日本時間同5時半)現在、1ドル6.69元と、2010年11月以来、約5年8カ月ぶりの安値水準。
 市場関係者は、元安傾向を当局が容認しているとの見方も。



Posted by 占い ザ・ハーミット at 13:27│Comments(0)
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