占い　ザ・ハーミット

2016年9月7日（水）

・電気自動車（EV）市場大きくなる中、素材大手がEV用リチウムイオン電池材料の大型投資に踏み切る。
　米ステラモーターズなどガソリン使わない車が台頭する中、
　自動車産業のすそ野を支える新たな産業の連関が生まれつつある。

　住友化学　<4005> ［終値481円］200億円投じ、電池のショート防ぐ材料の増産2年前倒し。

　東レ　<3402> ［終値975.7円］材料の生産能力7割増強。
　テスラのEV用電池生産するパナソニック　<6752> ［終値1066.5円］韓国LG化学向けに材料供給。

・全国農業協同組合連合会（JA全農）、国際的に見て割高との批判が強い肥料や農機の生産コスト削減策打ち出す。

・米アップル、ソニー　<6758> ［終値3435.0円］子会社フェリカネットワークス（東京・品川）と組み、
　来年中に日本でスマートフォン（スマホ）使った決済サービス「アップルペイ」始める。
　アップルは米国で7日（現地時間）、日本含む世界で今秋発売する新型iPhone発売。
　アップルペイの日本でのサービス開始は来年になる見通し。
　米グーグルも三菱UFJFG　<8306> ［終値567.2円］と組み、
　今秋にも「アンドロイドペイ」による決済サービス日本で開始。

・安倍晋三首相6日、フィリピンドゥテルテ大統領と会談、中国と領有権争う南シナ海問題で協力強化することで一致。
　円借款による大型巡視船2隻を日本で建造し供与、海上自衛隊の練習機「TC90」の貸与も決める。

・自民党6日、農業改革巡る議論再開。
　焦点は農薬など生産資材の国内流通や農産物の販売ほぼ独占する全国農業協同組合連合会（JA全農）に、
　資材価格の引き下げや流通構造の見直しどこまで迫れるか。
　11月の改革案取りまとめに向けた攻防が本格化。

・ドイツベルリンで開幕した欧州最大の家電見本市「IFA2016」でスマートフォン関連の新製品発表相次ぐ。
　各社新型iPhoneに対抗製品アピール。中でもカメラ製品強化目立つ。

・フィリピンドゥテルテ大統領が、南シナ海の安全保障の要である米比関係に影落とす。
　オバマ大統領は6日、ドゥテルテ氏の暴言受けて同日予定されていた初の首脳会談中止した。
　ドゥテルテ氏はすぐに後悔の念示したが、同盟国の不信招いた代償は大きく、関係修復が急務に。

・世界の株式市場に投資マネー流入。6日はインドや韓国、香港の株価指数が年初来高値更新。
　日経平均株価も続伸、東証1部時価総額は約3カ月ぶりに500兆円台回復。
　米国の追加利上げのタイミングを「9月」とする見方が後退したため。
　株高の背景は「米利上げ時期の後ずれ」という持続性が見えにくい材料で、熱気はあまり感じられない。

・厚生労働省、10月から社会保険の加入対象広げるのに合わせて、企業向け助成金拡充。
　従業員の加入薦めた場合に配る助成金について、賃上げ条件に1人当たり最大16万円企業に支給する。

・日銀　<8301> ［終値35600円］外国債券購入に踏み切るとの観測が、市場の一部で浮上。
　安倍首相5日夜「為替介入を目的とする場合は日銀法上、認められていない」とわざわざ言及したのは、
　金融政策目的として実施する布石と受け止める向きがある。

・財務省2016年度、満期までの期間が40年の国債を4000億円増発する方針固めた。
　足元の低金利生かして超長期の資金調達。リニア中央新幹線の前倒し費用に充てる。早ければ9月から追加発行。

・民泊の仲介、世界の先頭走る米エアビーアンドビーの強力な競争相手になりうる中国企業が台頭。
　途家網（トゥージア）は景気減速下でも衰えない中国人の旅行熱取り込み、創業5年で40万超える物件抱えるまで成長。
　民泊利用、アジア急増。日本は出遅れ。

・三越伊勢丹HD　<3099> ［終値1031円］三越千葉店（千葉市）を2017年春メドに閉鎖する方向で最終調整へ。
　三越多摩センター（東京・多摩市）の閉店も検討。経営資源を東京都中心の主力店に集約、収益力の向上目指す。

・ダイキン　<6367> ［終値9600円］商業施設や空港などに設置する大型空調機器の新工場をマレーシアに建設。
　2018年稼働。現在は中国から東南アジアに輸出しているが、現地生産し価格競争力高める。
　建設ラッシュ続く東南アジアでは、大型空調機の需要急拡大、同製品は米企業強いが、販売体制も強化、巻き返す。

・清水建　<1803> ［終値947円］パナソニック　<6752> ［終値1065.5円］子会社アクティブリンク（奈良市）6日、
　建設作業支援するロボット開発。
　アーム型のロボットが人間の代わりに重い鉄筋運ぶ。建設現場の生産性向上につなげる。

・日本マクドナルド　<2702> ［終値2927円］6日、8月既存店売上高前年同月比15.9％増。
　8月の客数7.5％増、7月の9.8％増に続き高い伸び。
　スマートフォン（スマホ）ゲーム「ポケモンGO」と提携した効果で客数が増え、予想上回る伸びに。
　3期ぶりに通期営業黒字に一歩近づく。

・日銀　<8301> ［終値35600円］20〜21日の金融政策決定会合で実施する「総括的な検証」で
　「統一見解」の取りまとめに難航。9人の政策委員が、マイナス金利政策の柱に据える「マイナス金利支持」、
　国債購入量を重視する「リフレ派」、追加の金融緩和をけん制する「追加緩和反対派」のおおむね3つに分かるため。
　各委員の意見併記する案も浮上。

・医師や歯科医師らでなる全国保険医団体連合会（保団連）6日、
　免疫の働き利用する新型がん治療薬「オプチーボ」の現行の価格が高すぎるとして、
　緊急に薬価改定行うよう厚生労働省に要望。年末までに結論出す。