占い　ザ・ハーミット

2017年3月29日（水）

・政府28日、働き方改革実現会議を首相官邸で開き、長時間労働の是正や同一労働同一賃金の導入盛り込んだ実行計画まとめた。
　正社員による長時間労働など戦後雇用慣行の見直しに踏み込んだ。2019年度からの実現目指す。

・関西電力　<9503> ［終値1289.0円］高浜原子力発電所3、4号機（福井県高浜市）の運転差し止めた大津地裁の仮処分決定について、
　大阪高裁は28日、関電の抗告を認めて取り消し、再稼働容認する決定。
　関電の安全対策は適切との判断示す。

・全国農業協同組合連合（JA全農）28日、農作物や農業資源の取引形態見直す改革方針公表。
　小売りや外食にコメを直接販売する割合を現在の5割から8年後に9割まで拡大へ。

・理化学研究所などは28日、他人から作って備蓄しておいたiPS細胞を使う再生医療の臨床研究を実施。
　目の難病患者に、iPS細胞から育てた網膜の細胞移植。患者本来のiPS細胞使った1例目より準備期間短くできた。
　費用も10分の1以下に。日本発の治療の普及につながると期待が集まる。

・東芝　<6502> ［終値217.2円］傘下の米原子力子会社、ウエスチングハウス（WH）が28日（現地時間）、
　米連邦破産法（日本の民事再生法に相当）の適用申請へ。
　最大の懸念であるWHの法的処理を急ぎ、本格的な再建にこぎつける。

・経営再建中の東芝　<6502> ［終値217.2円］支援巡り、大手銀行と地銀の攻防が激しくなってきた。
　東芝向け融資の担保設定では地銀から「大手行優遇」との反発が起き、当初計画していた3月末の担保提供は難しくなった。
　大手行は地銀の融資団からの離脱で負担が増えるのを避けるため、引き留め工作に躍起。
　銀行団の足並みが乱れ、東芝再建の先行きをより見えにくくしている。

・地銀が東芝　<6502> ［終値217.2円］支援に慎重姿勢強めているのは、
　貸し倒れに備える引当金が銀行収益を圧迫する可能性が高まったため。
　東芝への融資が不良債権化した際の衝撃はメガ銀より地銀の方が大きくなりやすい。

・ゆうちょ銀行　<7182> ［終値1425円］2019年めどに貯金者向けの無担保融資始める方針。
　限度額は50万円で、口座からの引き落とし金額が不足した場合や急な出費による一時的な資金不足に対応。
　全国2万4000カ所の郵便直で申し込めば利用できる。

・英国メイ首相29日、欧州連合（EU）に離脱を通知し、離脱条件や新たな貿易協定協議する原則2年間の離脱交渉に入る。
　英国は移民の受け入れ制限する一方、EUとの経済関係は維持する「いいとこ取り」の着地目指すが、
　EUは反発しており、交渉は難航が必至。

・米株式市場で新政権の経済政策に期待して買いが先行する「トランプ相場」を手じまう流れが強まっている。
　トランプ大統領の政策実行力への不安が浮上、財政出動や規制緩和による内需拡大への期待が後退しているため。
　潮目の変化象徴するのは、インフラと銀行、中堅企業の3つの関連銘柄。株価はそろって勢い失い、市場全体の重荷に転じている。

・来春大統領選控えるロシアでソーシャル・ンネットワーキング・サービス（SNS）使った反政権運動が広がり見せている。
　26日の反腐敗デモはモスクワ含めた全土の主要80都市で開かれ、プーチン政権に衝撃与えた。政権側対応に苦慮も。

・トランプ米大統領の長女イバンカさんの夫、クシュナー大統領上級顧問にロシアとの接触疑惑が改めて浮上。
　米上院情報特別委員会は、クシュナー氏らに聞き取り調査を申し入れ、同氏は委員会での証言に同意。

・トランプ米大統領28日、地球温暖化対策のためにオバマ前政権が導入した複数の規制を撤廃、
　国産エネルギーの生産を促す大統領令に署名する。
　各国が進める温暖化ガスの廃位出削減に逆行する指示で、米の後ろ向きな姿勢が世界の気候変動対策への逆風となる可能性がある。

・JXエネルギー　<5020> ［終値523.0円］北海道ガス　<9534> ［終値281円］北海道内のエネルギー事業で連携。
　JXが保有する釧路市内の液化天然ガス（LNG）基地を、両者の共同利用に転換。電力販売などでの連携も検討。

・ニトリHD　<9843> ［終値13260円］28日、2018年2月期連結経常利益前期比14％増の1000億円に。
　増益は31期連続、初の1000億円に乗せる。売上高は11％増、5680億円見込む。

・日本政策投資銀行と官民ファンドの産業革新機構、
　経営再建中の東芝　<6502> ［終値217.2円］が分社化して設立する半導体新会社「東芝メモリー」の入札に参加せず。
　米国企業と共同出資する案軸に検討進める。
　「日米同盟」で東芝支援し、半導体技術の海外流出に一定の歯止めがかけられるかが焦点。