日経 4月19日

日経 4月19日

2017年4月19日(水)

・英国メイ首相18日、首相官邸で緊急声明。解散総選挙に踏み切る方針明らかに。議会承認得て総選挙を6/8に実施する。
 メイ首相は欧州連合(EU)との離脱交渉で、
 単一市場から完全撤退するなどといった強硬離脱(ハード・ブレグジット)への支持訴え、
 「現政府を支持するかどうか民意を問い、より安定した政権をつくる」と強調。

・日米両政府18日、麻生太郎副総理・財務相とペンス米副大統領による経済対話の初会合を首相官邸で開き、
 貿易・投資ルールなど3分野で具体的な成果目指す方針で合意。
 ペンス氏は終了後の記者会見で、将来的な対日自由貿易協定(FTA)への意欲表明。
 安倍晋三首相とペンス氏との会談では北朝鮮の核開発阻止へ連携していく方針で一致。

・日米両政府対話終了後に公表したプレスリリース、
 今後の協議は、1.貿易・投資のルール 2.経済財政・構造政策 3.個別分野の3つの柱で進める。
 今回抽象的な表現にとどまった背景は、政府高官人事決まらず、協力案件を絞り込めない米側の事情が背景にあるとの見方。

・東芝 <6502> [終値199.1円]社会インフラなどの主要事業を分社する方針固めた。
 稼ぎ頭の半導体メモリー事業を今年度内にも売却するため、今後の柱のインフラ事業をてこ入れするため分社に踏み切る。

・18日の外国為替市場では、英国メイ首相が解散総選挙の意向表明、英通貨ポンドが大幅高。
 対ドルでは一時1ポンド1.26ドル台後半に上昇、2月上旬以来、約2カ月半ぶりの高値。
 総選挙で与党保守党の政権基盤が強固になれば、欧州連合(EU)との離脱交渉に有利になるとの見方広がった。

・安倍晋三首相は18日、来日中のペンス米副大統領と約1時間35分、首相官邸で会談。
 日米同盟の強化で一致。北朝鮮による核・ミサイル開発の阻止に向けては、平和的解決に軸足を置きながら、
 軍事行使も排除しない圧力路線を続ける「硬軟両様」の方針を確認。
 北朝鮮に強い姿勢見せ始めている中国への期待示し、一層の働きかけ促した。

・6月に見込まれる英国議会の総選挙の結果は、欧州連合(EU)からの離脱交渉の行方を左右する。
 メイ首相の思惑通りに与党・保守党が足場を固めれば、欧州単一市場から離脱し、
 規制や移民政策で独自路線歩む「ハードブレグジット(強硬離脱)」を推し進めるメイ氏に追い風になる。
 選挙で苦戦すれば、政権の求心力やEUとの交渉力が落ちることは避けられず、メイ氏は勝機を捉え、大きな賭けに打って出た。
 メインシナリオは与党圧勝:政権に勢い。与党辛勝:軌道修正も。与党敗北:交渉の混迷必至。

・国際通貨基金(IMF)18日、最新の世界経済見通し、2017年の世界の実質成長率は3.5%で、1月の前回見通し0.1ポイント上方修正。
 大型の財政出動に踏み切る米国が先進国経済の回復をけん引、資源価格の反発などで新興国経済も上向くとみる。
 世界全体2017年3.5%(1月予測比+0.1)18年3.6%(0.0)、米国2.3%(0.0)2.5%(0.0)、
 日本1.2%(+0.4)0.6%(+0.1)、ユーロ圏1.7%(+0.1)1.6%(0.0)、英国2.0%(+0.5)1.5%(+0.1)、
 中国6.6%(+0.1)6.2%(+0.2)、インド7.2%(0.0)7.7%(0.0)。

・政府18日、日銀 <8301> [終値37000円]時期審議員は、
 金融緩和に積極的な「リフレ派」のエコノミストとして知られる片岡剛士氏提示。
 日銀の大規模な緩和路線に反対だった2人の審議委員の後任で、政策委員会は積極緩和派(ハト派)色高まる。
 もう一人は三菱東京UFJ銀 <8306> [終値655.9円]取締役鈴木人司氏。リフレ派とは一線画しているとされる。
 7月退任は木内登英氏と佐藤健裕氏で大規模緩和の副作用を懸念して現行の政策に反対票投じてきた。

・大手金融機関が創薬企業を支援するファンドを相次ぎ設立。
 新生銀行 <8303> [終値191円]2次投資用専用ファンド初組成、
 三菱UFJFG <8306> [終値655.9円]や大和証券G <8601> [終値662.0円]も商機見出し、ベンチャー支援に乗り出した。
 実用化まで10年を超え長期支援が難しい支援だが、返済期限のない「投資」の形でリスクマネー供給する。

・個人投資家向け投資商品、少額投資非課税制度(NISA)の累計投資額は約3年で10兆円(今年3月末)に達した。
 中高年マネーが流入し、年明けのトランプ相場で株高が続いたことも追い風になった。
 ただ家計の金融資産1800兆円の0.5%に過ぎず。「貯蓄から投資へ」の道は遠く。

・マネックス証券 <8698> [終値266円]人工知能(AIが作成したリポートを投資家に配信。
 金融ベンチャーのグッドマネージャー(東京・中央)が開発したAI使い、
 世界各国の主な経済指標や株価、債券価格や金利動向を分析。
 それを基にお薦め投信選び出し、投資判断を手助けする。
 月1回リポート配信、今後1カ月程度の見通しを顧客に提供する。

・米国防総省、マティス国防長官は17日、
 トランプ政権下での核政策の指針定める「核戦略体制の見直し」(NPR)の策定に着手するよう命じた。
 北朝鮮やロシアの核を念頭に、「21世紀の脅威を阻止し、同盟国に(核抑止を)保証するよう適切に変更する」としている。

・スペンサー米大統領報道官17日、北朝鮮への武力行使に踏み切る「レッドライン(超えてはならない一線)」に関して、
 「トランプ大統領が引くことはない」と強調、「テーブルから選択肢を除かないことがより力強い一手となる」と述べる。

・就職情報会社ダイヤモンド・ヒューマンリソース18日、2018年卒大学生就職人気企業ランキング
 文系男子1位(前年順位1位)三菱商事 <8058> [終値2324.5円]2位(3)三井物産 <8031> [終値1525.5円]
 3位(2)伊藤忠商事 <8001> [終値1506.5円]
 理系男子1位(1)三井物産 2位(2)三菱商事 3位(4)伊藤忠商事
 文系女子1位(1)東京海上日動火災 <8766> [終値4530円]2位(2)三井物産 3位(4)伊藤忠商事
 理経女子1位(9)東京海上日動火災 2位(1)サントリーグループ 3位(2)明治グループ <2269> [終値9550円]



Posted by 占い ザ・ハーミット at 12:47│Comments(0)
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