日経 7月12日
2017年07月12日
2017年7月12日(水)
・中国国有企業にはびこる財務不正の実態が明らかになった。
日本の会計検査院にあたる中国審計署が最近発表した主要大手20社の調査結果によると、
9割にあたる18社で不正計上発覚、売上高の水増しは過去数年で計2001億元(約3兆4千億円)に上る。
利益の水増しなども計約203億元の不正も。国内外で改革求める声が強まりそう。
・独アウディ11日、世界初の人の代わりにクルマが運転担う自動運転車「A8」を2017年秋に発売へ。
既存の自動運転車は運転手が常にハンドルを握る必要も、A8はハンドルから手を離して走行中にテレビ視聴などもできる。
A8は世界で初めて「レベル3」と呼ばれる技術を搭載し、18年から段階的に自動運転機能使えるようにする。
・国際オリンピック委員会(IOC)11日、臨時総会開き、2024年と28年の夏季五輪開催都市を同時選定する案承認する。
24年がパリ、28年がロスアンゼルスとなるとの見方強まっている。
・小売企業の業績の伸びが減速。
主要各社の2017年3-5月期決算、経常利益が前年同期比0.6%の増加で、前年比伸び率が3ポイント近く低下。
コンビニエンスストアや食品スーパーの苦戦目立つ。個人消費の回復はもたつき節約志向は根強い。
売上高が伸び悩む中、人件費はじめとしたコストの増加が利益圧迫。
・トランプ米大統領周辺とロシアとの不透明な関係巡る「ロシアゲート」で、大統領の長男にも疑惑波及。
ロシアとの共謀が焦点。米上院は7月中にも長男から聞き取り調査する方針。
大統領選干渉でのロシアとトランプ陣営の共謀疑惑解明の糸口になる可能性もある。
・中国当局、福建省で日本人35人を詐欺容疑で刑事拘束、3日に日本政府に通報。
35人は「振り込め詐欺」に関与した疑いがあり、警察庁が中国側に協力要請していた。
日中両国は容疑者の引き渡しに関する条約結んでなく、35人の身柄の扱いは中国の司法当局の判断に委ねられる。
・総務省とチケット販売大手ぴあ <4337> [終値3760円]2018年にもチケットの高額転売防ぐ新システム稼働する。
マイナンバーカードの認証機能でチケット購入者を特定、買った本人のみに入場認める。
転売したい人には定額で売買できるサイトも用意。
スマートフォン(スマホ)をかざすだけで入場できるシステムも開発し、不正取引無くす。
・財務省は海外の投資家が日本企業に投資する計画について、事前に審査する新基準つくる。
安全保障や重要インフラに関わる企業に投資する場合対象に、
重要な機密技術の流出防止担保する事や、過去の投資実績などチェック項目とする。
事前審査の対象となる海外からの投資は、原子力や宇宙開発、航空機といった国の安全にかかわる製造業。
電気・ガスなどインフラ関連の業種。など。
・総務省、自動車をインターネットでつなぎ、自動運転を支援したり、
非常時に自動で緊急通報できたりする「コネクテッドカー(つながる車)」の開発後押しする。
運転手の走行データなどの相互利用が柱。
・金融庁、ビットコインなどの仮想通貨の取引所に対し、利用者保護の整備状況審査する。
価格変動リスクをきちんと説明できるか、顧客から預かったお金と自社の持つ仮想通貨を分けて管理できるかなど調べ、
基準に達しない取引所は登録対象から外す。
国が安全性をチェックする体制整え、利用者が不利益被らないようにする。
ビットフライヤー(東京・港)、コインチェック(東京・渋谷)など10社程度が審査対象に。
・国際エネルギー機関(IEA)11日、2017年の世界の石油・ガス関連の開発投資が前年比6%増、3年ぶりに増加に転じる見通し。
石油輸出国機構(OPEC)の協調減産による需給の改善期待など背景に、企業の投資意欲が回復。
米国のシェールオイルの開発が急回復、中東やロシアでも投資が底入れする。
・米シェールガスが世界市場に浸透し始める。
2017年1-4月の米液化天然ガス(LNG)輸出量は1976億立方フィートと過去最高だった16年の年間実績上回った。
輸出先は23カ国に拡大。国際市況や需給への影響力が強まりそう。
・欧州連合(EU)11日、財務相理事会開き、
域内銀行が抱える約1兆ユーロ(約130兆円)の不良債権の処理加速させる行動計画採択。
不良債権処理の遅れが金融システムを不安定にするリスクを抑え、欧州経済の成長を促す狙い。
・シンガポール政府系投資会社テクマセHD11日、2017年3月期の総合的な投資利回りが13.37%に。
3月末運用資産残高は2750億シンガポールドル(約22兆5500億円)と前年比14%増。
・中国政府系ファンド中国投資(CIC)は11日、2016円の海外投資部分運用利回りが6.22%のプラスに。
15年は2.96%のマイナスだった。
・中国汽車工業協会11日、2017年上半期(1〜6月)の新車販売台数が前年同期比3.8%増の1335万4千台。
上半期の伸び率が1ケタ台前半の低水準にとどまるのは2年ぶり。
16年通年で前年比13.7%増になったのに比べて急減速。需給先食いした反動が世界最大の市場にも表れ始めた。
・韓国サムスン電子は11日、半導体受託生産事業の技術戦略を取引先などに説明。
次世代回路線幅7ナノメートルの半導体を最先端製造技術採り入れて2018年から量産する。
・乳がん患者の乳房摘出回避する治療に道開く新薬が、徳島大片桐豊雅教授(ゲノム制御学)らのグループによって開発された。
・民進党蓮舫代表11日、台湾積と日本国籍の「二重国籍」問題巡り、日本国籍の選択宣言証明するため「戸籍謄本公開用意」と。
・タカラトミー <7867> [終値1383円]11日、人工知能(AI)搭載手のひらサイズのロボット玩具「コズモ」9/23に発売。
希望小売価格2万6980円(税別)。初年度7万個販売見込む。
・ウェザーニューズ <4825> [終値3485円]
「ゲリラ豪雨」が今年7〜9月は全国で過去3年平均より約3割増加し、約7千回発生すると予想。
Posted by 占い ザ・ハーミット at 12:52│Comments(0)