日経 8月29日

日経 8月29日




2017年8月29日(火)

・中国共産党、今秋開く5年に1度の党大会で、68歳以上の幹部は引退するという現行定年ルール見直す。
 今回の党大会で2期目に入る習近平総書記(国家主席)は69歳で迎える2022年の次回党大会でも最高指導者に留まり、
 3期目可能に。
 年齢制限の歯止めがなくなれば、習氏への権力集中が一段と加速する。
 強力な権限を持つ毛沢東時代の職位で1982年廃止された「党中央委員会主席(党主席)」の復活も提案。

・東芝 <6502> [終値320円]米ウエスタンデジタル(WD)28日、半導体メモリー事業の売却で大筋合意する方向で調整に。
 東芝綱川聡社長とWDスティーブ・ミリガン最高経営責任者(CEO)が都内で会談、
 トップ交渉で残る課題の妥協点探る方針確認。
 WDは1500億円前後投じる。早期合意目指して詰めの協議に入った。

・東京都小池百合子知事は28日、築地市場の豊洲移転が来夏以降になるとの見通し示す。
 豊洲の追加安全対策の完了が来年6月となるため。日程は綱渡り。

・25日深夜米南部テキサス州に上陸したハリケーン「ハービー」は27日、熱帯低気圧となり大洪水もたらし、
 米国第4の都市、ヒューストン周辺で被害拡大。
 米当局、避難者は3万人以上、被災者は45万人に上る見通し。
 冠水などで約250の高速道路や空港、港湾施設が閉鎖。沿岸部の油田地帯も直撃受け、製油所の一部は操業停止。
 インフラン復旧にも時間がかかりそう。
 ハービーはトランプ政権発足後で初の大規模な自然災害となり、危機対応が試される。

・経済産業省は製造業や物流業者の省エネに向けた投資を後押しする。
 使用電力の少ない生産設備に切り替えたり、効率的な輸送システムを導入したりする企業対象に、税負担軽減を検討する。

・政府8月の月例経済報告で、国内景気の基調判断を「緩やかな回復基調が続いている」都市て据え置く。
 据え置きは2カ月連続。昨秋まとめた経済対策の効果が出始めたことを受け、公共投資の判断引き上げ。
 茂木敏充経済財政・再生相記者会見で「戦後2位の伊弉諾と並ぶ景気回復になった可能性が高い」との認識示した。

・内閣府は人口減少で過剰になる学校を集約すれば、30年間の累計で最大29兆円の経費削減できるとの試算まとめた。
 少人数の学校を統廃合し集会所などの住民サービス拠点として活用し効率化図る。

・関西電力 <9503> [終値1526.5円]28日、
 大飯原子力発電所3、4号機(福井県)について、再稼働に向けた現地での「使用前検査」を原子力規制委員会に申請。
 再稼働時期は3号機は2018年1月中旬、4号機は同3月中旬とする工程表示す。
 営業運転は3号機が2月、4号機が4月の見通し。大飯再稼働後に関電が予定する値下げは早くて5月に。

・九州電力 <9508> [終値1298円]28日、玄海原子力発電所3号機(佐賀県)について、
 再稼働に必要な「使用前検査」を原子力規制委員会に申請。
 2018年1月に原子炉起動させ、2月に営業運転に入る計画。

・邦銀の海外投融資の拡大が続いている。
 国際決済銀行(BIS)最新データでは3兆8363億ドル(約420兆円)と世界最大の規模、金融大国である英米を約2割上回る。
 日銀 <8301> [終値37900円]マイナス金利政策などで国内事業環境が悪化する中、
 邦銀が海外事業の拡大に力入れてきた成果。
 その反面、海外企業への融資などには特有の難しさがあり、将来のリスクにもなりかねず。

・T&DHD <8795> [終値1510.5円]傘下の太陽生命保険、
 10月から長生きすればするほど多額の年金受け取れる「トンチン年金」の取り扱い始める。
 最高で85歳まで加入でき、保険料を5年以上支払うと毎年一定額を被保険者が死ぬまで年金として受け取れる。
 例えば50歳で契約し70歳から年金受け取る男性の場合、月々の保険料は約1万8000円(年間約22万円)。
 70歳から毎年24万円受け取り、88歳時点で支払った保険料を上回る。

・韓国情報機関、国家情報院28日、非公開の国会情報委員会で、
 北朝鮮が北東部プンゲリ核実験場の2つの坑道で、核実験の準備が完了した状態になっていると報告。
 国情院報告では、北朝鮮は潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)や弾道ミサイル「火星12」、
 大陸間弾道ミサイル(ICBM)級の「火星14」の発射に向けた準備とも取れる動きも捉えているとも。

・英国の欧州連合(EU)離脱巡る第3回交渉会合が28日始まる。
 10月までに難題の精算金の交渉にメドをつけ、離脱後の通商協議に移るシナリオには、早くも「黄信号」灯る。

・中東過激派組織「イスラム国」(IS)の劣勢鮮明。
 イラク軍の攻撃により、ISが物資と戦闘員の補給拠点としてきた都市は陥落が迫る。
 シリアとレバノン国境地帯では、シリア、アサド政権軍などとの交渉で初めての撤退合意へと追い込まれた。
 一方、各地ではISの自爆攻撃など報復も予想され、テロの脅威が収まるか予断許さない状況続く。 

・LINE <3938> [終値3850円]タイで「生活インフラ」としての役割強化しようと新たなサービスに乗り出す。
 金の積み立て投資サービス始め、決済機能など金融部門に力入れる。
 タイでは利用者が4100万人に上り、日本に次ぐ規模に成長。タイ発のサービスを世界に展開する考え。

・東京鉄鋼 <5445> [終値464円]と伊藤製鉄所(東京・千代田)28日、経営統合に向けた協議開始することで合意。

・長期金利じわじわ低下。週明けの28日の国債市場では、
 指標となる新発10年物国債の利回りが終値で前週末比0.005%低い(国際価格は高い)0.005%に。
 約4カ月ぶりの低水準で、節目の0%が目前に。



Posted by 占い ザ・ハーミット at 12:26│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。