日経 9月7日
2018年09月07日
2018年9月7日(金)
・最大震度7の地震が6日午前、北海道を襲った。
道内全域で大規模な停電発生。電力や交通機関などインフラ機能ストップ。
域内全域の電力の完全復旧には少なくとも1週間かかる見通し。
製紙や製鉄の生産停止など経済活動を直撃。
台風21号に続く相次ぐ自然災害による被害は、国内経済への波乱リスクに。
・北海道庁6日、北海道地震で5人の死亡確認。28人安否不明。
余震6日午後10時現在で78回。今後1週間程度は同程度の強さの地震発生に注意する必要がある。
・台風21号の影響で閉鎖が続く関西国際空港(大阪府泉佐野市)、
運営する関西エアポートは6日、一部国内線を7日から再開する。
2つある滑走路とターミナルビルのうち被害が少ない施設を活用。
全面復旧は数カ月かかるという見立てが出ている。
・東京海上HD <8766> [終値5095円]アフリカの保険市場に本格参入。
アフリカ大手の保険会社に400億円程度出資し、アフリカほぼ全土50カ国で生損保商品を販売。
・北海道南西部を震源とする地震の影響で、北海道は全域が停電。
火力発電所1カ所が動かなくなった事が全域の停電につながり、想定外のトラブルへの備えの難しさ露呈。
震源地近くにある石炭火力発電所、苫東厚真発電所(厚真町)に北海道電力 <9509> [終値713円]が電力供給依存。
3基同時に止まり、最大165万KWの発電能力が使えなくなり、北海道の使用電力のうち半分程度の供給が瞬時に消失。
これが北電の持つ他の発電所にも影響。苫東厚真が消えると他の発電所も次々止まり、
電力会社として初の「ブラックアウト」に至った。
・道内の主な工場で生産停止。
王子HD <3861> [終値759円]10以上の製紙工場が操業停止
日本製紙 <3863> [終値1963円]苫小牧と白老町の向上が停止
出光興産 <5019> [終値5570円]苫小牧市の製油所緊急停止、復旧の見通し立たず。
三菱製鋼室蘭特殊鋼 <5632> [終値2072円]室蘭市工場で火災発生、鎮火。
サッポロビール <2501> [終値2254円]恵庭市工場で生産・出荷停止。
カルビー <2229> [終値3510円]千歳工場など操業停止
・イラン、ロウハニ大統領、ロシアプーチン大統領、トルコのエルドラン大統領は7日、イランで首脳会議開く。
米国との関係悪化する3首脳は、内戦続くシリアの過激派掃討や復興のほか、イラン核問題でも連携確認する見通し。
中東から撤退する米国の空白を埋め、存在感示す狙いも。
・米政権内からトランプ大統領の最高指導者として資質を疑問視する内部告発が相次ぐ。
政権側は「犯人探し」に躍起になっている。
・大和ハウス <1925> [終値3256.0円]6日、タイで住宅事業に参入する。
タイのビール大手ブンロート・ブルワリーグループの不動産会社と組み、
バンコクで分譲マンションと戸建て分譲住宅を開発する。
総事業費約75億円。
・ANAHD <9202> [終値3730円]6日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)などと宇宙関連事業に乗り出す。
航空事業に次ぐ収益源への育成急ぐ。
大林組 <1802> [終値1037円]大成建 <1801> [終値5020円]ソフトバンク <9984> [終値10005円]
KDDI <9433> [終値2881.0円]エイチ・アイ・エス <9603> [終値3450円]などの
参加企業と共にコンソーシアム設立し事業性検討へ。
・関西国際空港、国内線の運航を7日部分的に再開し、
格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションが仙台線や那覇線など往復計17便、
日本航空 <9201> [終値3982円]羽田線往復計2便運航へ。
再開するのは浸水被害免れた2期島のB滑走路と第2ターミナル。
第2ターミナルはLCC専用で、旅客収容能力は年間835万人。
1期島第1ターミナルとA滑走路は、浸水被害で復旧のめど立たず。
・自民党総裁選、地震対応優先、戦略見直し、自粛ムード。
石破茂元幹事長は焦り募らせている。
Posted by 占い ザ・ハーミット at 13:24│Comments(0)