日経 4月10日

日経 4月10日


2020年4月10日(金)

・新型コロナウイルスの感染拡大に伴う世界経済危機に対応するため、各国が中小企業の資金繰り支援拡大。
 大手より資金力に劣る中小企業を放置すれば景気の落ち込みが加速する恐れがあり、欧州では即日融資などスピード重視が目立つ。
 一方、日本では1カ月以上かかる場合も多く、中小企業の不安をぬぐい切れていない。

・米労働省9日発表、失業保険の新規申請件数、4日までの1週間で660万6千件と、過去最大を大幅に更新した前週(686万件)に並ぶ高水準。
 新型コロナウイルスで経済活動が制限され、飲食店などでは従業員の一時解雇が急増。市場予測(500万件)を大幅に上回った。
 新型コロナが発生前は、1982年10月の69万件が最大で、リーマン・ショック後でも2009年3月の66万件が最多だった。
 4月の失業率は金融危機時を上回る10%超に上昇するとの見方が強まっている。

・政府は新型コロナウイルス感染拡大で収入が減った場合に30万円を配る家計向け給付金について、支給の基準を全国で一律にする方針。
 現時点で国が示している基準は地域や職業で違いが出る恐れがあった。
 単身世帯の場合は月収が10万円以下に落ち込めば誰でも受け取れるようにする方向で検討。
 扶養家族が2人の場合は20万円など、世帯構成ごとに統一基準を考える。

・国内の新型コロナウイルス感染者数 国内の確認例5396人(新たな感染者529人 9日午後9時現在)死者109人、退院患者数668人。

・新型コロナウイルスの感染拡大に伴う新興国への懸念が強まっている。
 2020年3月は新興国・地域の株式や債券の市場から域外マネーが9兆円規模で流出し、リーマン・ショック時を上回った。
 足元では市場の極端な混乱は収まる兆しもあるが、中国以外の新興国には今後、急激な感染拡大が懸念される国も多い。
 巨額の財政支出や利下げを迫られ、資金流出の「第2波」を誘発するリスクも否定できない。

・米大統領選は8日、再選を目指す共和党のトランプ大統領と民主党バイデン前副大統領が対決する構図が固まる。
 党大会の日程すら正式に決められないなど、選挙戦の様相は一変。
 集会中止、舞台はネットに。バイデン氏の事実上の第一声は、インターネットを通じた異例の静かな呼びかけとなった。

・米連邦準備理事会(FRB)は9日、一般企業への融資など新型コロナウイルスに対処する2兆3000億ドル(約2兆円)の緊急資金供給策決めた。
 一般企業には民間銀行を通じて6000億ドルを資金供給し、1年間は無利子に。
 7500億ドルの資金枠設けて大企業などから社債の買い取りも開始。

・愛知県大村秀章知事は9日の記者会見で、国に対象地域として追加するよう要請したことを明らかに。
 10日に県独自の緊急事態宣言を出す考えを明らかにした。

・日産自 <7201> [終値363.5円]みずほ銀 <8411> [終値122.6円]など3メガ銀行と日本政策投資銀行に対し、
 コミットメントライン(融資枠)の設定含む計5千億円規模の融資を要請。

・日銀 <8301> [終値26000円]9日、4月の地域経済報告(さくらリポート)で、全国の9地域すべての景気判断を下方修正。
 全地域での引き下げはリーマン・ショック後の2009年1月以来、約11年ぶり。

・日本経済研究センターが9日まとめた民間エコノミストの経済見通し、2020年4-6月期の実質国内総生産(GDP)の予測平均は前期比年率で11.08%減。
 2.31%増だった3月調査から大きく下振れ。日本経済は3期連続のマイナス成長となる見通し。

・オンラインや電話で初診患者を診療した医療機関への診療報酬について、厚生労働省が2100円程度にする方向で調整に入ったことが9日わかった。
 患者負担は3割負担の一般患者で640~650円程度となる。
 一般的な対面診療の初診料(2880円)の4分の3程度の報酬になる。

・15日投開票の韓国総選挙は終盤戦。
 政党やメディアからの中間情勢によると、革新系与党に追い風が吹く。
 新型コロナウイルスを巡る文在寅政権の対策が有権者の支持を受ける一方、保守系野党は経済や安全保障などの争点を築けていない。

・11月の米大統領選は現職のトランプ氏と民主党バイデン前副大統領の対決となる。
 米景気は新型コロナウイルスの影響で戦後最大の落ち込みが予想され、経済再建が最大の焦点になる。
 バイデン氏はインフラ投資を掲げて雇用創出を前面に押し出す。
 ただ、富裕層増税や金融規制など従来の公約は見直し不可避と。
 トランプ氏も大型減税を提唱するが、経済政策の練り直しが必要となる。

・緊急事態宣言受け、東京都が休業要請する対象から百貨店やホームセンター、理髪店などを外す方向で検討。

・東京都9日、新型コロナウイルスの感染者が新たに181人確認。
 1日当たりの感染者数としては8日の144人を上回り、2日連続で最多更新。累計では1519人となった。
 大阪も92人判明し、1日の最多人数を更新。

・新作映画の公開が、相次ぎ延期になり、その数は2月以降、約60本に。
 一部のシネコンは、延期で空いたスクリーンを埋めるかのように名画の上映始めた。

・オリエンタルランド <4661> [終値14125円]9日、
 臨時休園中の東京ディズニーランド&ディズニーシーの営業再開時期について、5月中旬に判断する。



Posted by 占い ザ・ハーミット at 13:00│Comments(0)
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