占い　ザ・ハーミット

2020年5月26日（火）

・政府は25日、東京など5都道県への緊急事態宣言を解除。
　4/7に発令した宣言は約7週間ぶりに全面解除となった。
　新型コロナウイルスの感染拡大防止と社会経済活動の両立目指す基本的対処方針も決めた。
　不要不急の帰省や旅行など県境をまたぐ移動は5/31まで自粛を求めた。
　全国の移動解禁も6/19の容認をめざし、それまで5都道県への移動に慎重な対応促した。

・安倍晋三首相は25日、27日に決定する2020年度第2次補正予算案に盛り込む経済対策説明。
　新型コロナウイルス対策に取り組む自治体向けの地方創生臨時交付金について今の1兆円から2兆円増額する方針示す。
　店舗の家賃負担を軽減するため、最大600万円の給付金制度をつくる。
　医療従事者などに最大20万円を給付。
　2次補正の事業規模は第1次補正予算とあわせて200兆円超となるとの見通し示した。

・アンジェス　<4563> ［終値1933円］新型コロナウイルスワクチンの臨床試験（治験）を7月から始める。
　動物実験の成果など受けて厚生労働省や医療機関などと治験前倒しについて協議している。
　有効性を確認できれば年内にも承認を受け実用化される可能性がありそう。
　アンジェスは25日、開発中のワクチンの投与によって抗体ができることを動物実験で確認したと発表。
　治験は9月にも結果が出る見通し。
　アンジェスには国立研究開発法人、日本医療研究開発機構（AMED）が20億円を研究費として投じることが決まっている。
　2020年度第2次補正予算でもコロナワクチン開発や生産支援が盛り込まれる見通しでアンジェスも対象になりそう。

・中国政府が制定目指す「香港国家安全法」が香港の金融センターとしての地位に打撃になるとの見方が強まっている。
　「一国二制度」で担保された独立した司法システムなど脅かされれば投資マネーや専門人材の流出を招くリスクがある。
　在香港米国商工会議所など進出企業・団体からは不安の声が出ている。

・国内の新型コロナウイルス感染者数　国内の確認例　116415人（新たな感染者＋19人　25日午後8時半）死者852人（＋12）
　北海道1042人（+2）東京都5160人（+8）神奈川1330人（+1）千葉900人（0）埼玉995人（0）京都358人（0）大阪1781人（0）兵庫699人（0）

・政府が新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言を全国で解除したのを受け、東京など5都道県は店舗や施設への休業要請を段階的に緩和する。
　東京とは26日から、現在午後8時までの飲食店の営業を午後10時までに変更。
　新規感染者数や経路不明者比率などの指標基に「第2波」の発生を警戒しつつ経済活動の再開をめざす。
　学校の再開時期は5都道県とも、6/1を予定。

・安倍晋三首相は25日、新型コロナウイルスへの緊急事態宣言を解除した。
　感染防止を主眼に置く専門家会議に対し、経済への影響を懸念する首相が官邸主導で前倒し解除の道筋を描いた。

・安倍晋三首相25日、新型コロナウイルスへの対策として、6月中旬メドに感染者と濃厚接触した可能性を知らせるスマートフォンアプリを導入する。
　プライバシー保護に配慮し「個人情報は全く取得しない」と説明。

・欧米で新型コロナウイルスの感染拡大を機に不動産需要が急減し、拡大を続けてきた住宅ローン市場が頭打ちとなる懸念も。
　主要都市でロックダウン（都市封鎖）は解除されつつあるが、不動産の需要がすぐに「コロナ前」に回復する可能性は極めて低い。
　ローンの焦げ付きなどの問題が広がれば、欧米の銀行は新たな危機に直面することになる。

・大和証券グループ本社　<8601> ［終値421.4円］25日、スマートフォン向けサービス「コネクト」で共通ポイント「ポンタ」などと連携。
　ポイントに慣れ親しんだ若年層の取り込み狙う。
　野村HD　<8604> ［終値425.0円］SMBC日興証券はすでにポイントの活用始めており、大手証券の取り組みが出そろった。

・野村HD　<8604> ［終値425.0円］と野村総合研究所　<4307> ［終値2621円］が共同出資するBOOSTRY（東京・千代田）と
　富士通　<6702> ［終値10795円］は25日、ブロックチェーン（分散型台帳）分野で連携する。
　両者の基盤技術活用し、銀行などの金融機関向けにシステムの相互接続サービス提供。2020年度下期中の実現を目指す。

・「ハンコ文化」が根強かった金融取引でも、新型コロナウイルスの感染拡大を機に変化の動きが加速。
　三井住友銀行　<8316> ［終値2913.0円］提供する融資の電子契約サービスは足元で利用件数が急拡大。
　みずほ銀行　<8411> ［終値123.1円］でも新規の契約者数が急増。
　金融業界での「脱ハンコ」の動きは止まりそうにない。