日経 6月25日

日経 6月25日



2020年6月25日(木)

・コロナ禍で上場企業の危機耐性が問われている。
 2020年3月期の損益分岐点比率を業種別調べたところ、運輸や小売業、外食の耐性が低い。
 これらの業種は今期、売上高が前期比1割減れば営業赤字に陥る計算。
 
・東京都で24日、新型コロナウイルスの感染者が新たに55人確認。
 5/25の緊急事態宣言解除以降で最多で、1日の感染者数が50人超えるのは5/5以来。

・国際通貨基金(IMF)24日改定、世界経済見通し、2020年成長率をマイナス4.9%と予測し、4月時点から1.9ポイントさらに下方修正。
 新型コロナウイルスで先進国と新興国がそろって景気後退に陥り、経済損失は2年間で12.5兆ドル(約1300兆円)と試算。

・国際通貨基金(IMF)2020年の成長率予測(6/24改定)
 世界全体 2020年▲4.9(4月時点予測▲1.9)21年5.4(4月予測時点▲0.4)
 日本 ▲5.8(▲0.6)2.4(▲0.6)
 米国 ▲8.0(▲2.1)4.5(▲0.2) 
 ユーロ圏 ▲10.2(▲2.7)6.0(1.3)
 英国 ▲10.2(▲3.7)6.3(2.3) 
 中国 1.0(▲0.2)8.2(▲1.0)
 ブラジル ▲9.1(▲3.8)3.6(0.7)
 サウジアラビア ▲6.8(▲4.5)3.1(0.2)
 世界貿易量 ▲11.9(▲0.9)8.0(▲0.4) 
     
・損害保険ジャパン <8630> [終値3704円]工場などのサイバー被害に備えた保険で、リスクに応じて保険料を設定する商品を取り扱う。
 業種や事業規模をもとに設定する従来の保険よりも、企業が対策強化する動機付けが働く。
 日立 <6501> [終値3476.0円]の子会社日立ソリューションズと組み、2021年に発売する。

・新型コロナウイルスの感染拡大受け、厚生労働省は病院に物資や人材を融通する支援システムを立ち上げた。
 だが本来使うべき既存店売上高の有事システムが動かず、二重投資となった。
 新たな事態に合わせて仕様を変更できず。政府のIT(情報技術)戦略が環境変化に即応できない実態が浮かんできた。
 厚労省は技術に疎く、NTTデータ <9613> [終値1244円]維持管理で稼ぐことに執着。
 ネット上で設計を柔軟に変えられるクラウド技術を敬遠してきた。
 厚労省は3月末サイボウズ <4776> [終値3460円]のクラウド型医療情報システムを全国に導入。
 新旧併存で運用コスト二重に発生。
 ITの進歩は速い。官庁システムを総点検し、役割を終えたものは取りやめる必要がある。

・日栄両政府はわずか数カ月での妥協を目指す通商交渉に入った。
 相互の関税優遇などを定めている日欧の協定が、2021年初めには日英間で適用されなくなる。

・米国で新型コロナウイルスの感染が再拡大期に入った。
 経済回復を最優先し、外出規制の緩和など急いだ結果、西部や南部で感染者が急増した。
 1人の感染者が何人にウイルスをうつしているかを示す「再生産数」は半数の26州で拡大の目安である「1」を超えた。

・国際通貨基金(IMF)は24日、世界経済見通し(WEO)を再び大幅に下方修正。
 新型コロナウイルスによる感染第2波が発生すれば、2021年はゼロ成長にとどまると警告。

・ドイツ代表するフィンテック企業のワイヤーカードのマークス・ブラウン前最高経営責任者(CEO)
 収益を偽ったなどの疑いで独当局に逮捕された。
 資金調達にかかわったとしてソフトバンクグループ(SBG)<9984> [終値5396円]の名前も浮上。

・金融機関が注力してきたアパートローンの退潮が鮮明。
 貸出残高が減少し、金利低下も追い打ちをかける。
 とくに懸念されるのが、建設資金を借り入れたオーナー向けに賃料を補償しているレオパレス21 <8848> [終値249円]の動向。
 業績悪化で保証のための体力が細り、借入金の返済に影響する可能性が指摘される。
 高い収益を謳歌してきた銀行に宴の終わりが近づいている。

・イー・ギャランティ <8771> [終値2500円]7月、新型コロナウイルスの感染者数に応じて保証料が実質的に変動する制度を導入する。
 契約後の感染者数が一定の基準を下回れば保証料の最大5割を返金し、逆に増えた場合には最大3割を追加で支払ってもらう。

・東南アジアで宅配専用の共用調理施設「クラウドキッチン」の市場が拡大。
 グラブやゴジェックなどの地場の配車アプリ大手が域内に相次ぎ開設。
 新型コロナウイルスの影響で配車サービスが苦戦する中、料理宅配を新たな柱に育てる。
 フィリピンのジョリビー・フーズなどが対抗して参入表明。競争激化へ。

・世界各国・地域の新型コロナ感染者数(死者数)6/24午後4時現在、米ジョンズ・ホプキンズ大まとめ 世界全体926.4万人(477601人)
 米国2347022(121228)ブラジル1145906(52645)ロシア598878(8349)インド456183(14476)英国307682(43011)ペルー260810(8404)
 チリ250767(4505)スペイン246752(28325)イタリア238833(34675)イラン209970(9863)フランス197804(29723)ドイツ192480(8914)

・国際通貨基金(IMF)24日、世界全体の総生産(GDP)が来年までの2年間で約12兆5千億ドル(約1300兆円)失われると試算。
 20年の世界経済が「(1930年代の)世界恐慌以来、最悪の景気後退のなる」と指摘。



Posted by 占い ザ・ハーミット at 12:32│Comments(0)
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