占い　ザ・ハーミット

2020年12月8日（火）

・政府は国内で水素利用量を2030年時点で1000万トン規模とする目標を設ける調整入り。
　2050年の温暖化ガス排出実質国内総生産（GDP）ゼロを実現するには二酸化炭素を出さない水素の活用が不可欠で、欧州や中国も力を入れ始めた。
　発電や燃料電池車（FCV）向けの燃料として利用増やし、コストを引き下げて普及につなげる。

・水素インフラの整備を進める「水素バリューチェーン推進協議会」立ち上げ。
　トヨタ　<7203> ［終値7204円］20年12月中に航続距離を伸ばしたFCV「ミライ」の新型車を発売予定
　岩谷産業　<8088> ［終値5540円］船舶や鉄道、発電なぢお水素需要を拡大し、コスト削減に取り組む
　三井物産　<8031> ［終値1910.0円］ブルネイで調達した水素を日本へ運ぶ実証実験に参画予定
　関西電力　<9503> ［終値925.3円］火力発電の水素混焼の導入可能性を調査
　東芝　<6502> ［終値3065円］福島県浪江町での世界最大級の水素製造拠点の実証実験に参画
　ENEOS　<5020> ［終値359.4円］水素ステーションを全国で44カ所展開。今後も拡大する計画
　川崎重工　<7012> ［終値1586円］30年にも大型の水素運搬船の商用化目指す
　三菱重工　<7011> ［終値2580.5円］水素を燃料にして二酸化炭素の排出量を減らす火力発電設備の開発を進める
　神戸製鋼所　<5406> ［終値524円］駅か水素を運搬したり貯蔵するのに必要な圧縮機など手掛ける。

・政府の8日に閣議決定する追加経済対策の事業規模を73.6兆円程度とする方向で調整。
　2020年度第3次補正予算と21年度予算を合わせた国債は30.6兆円を計上する見通し。
　財政投融資含めた財政支出は40兆円規模になる。

・日本企業が社債による資金調達を増やしている。
　2020年の日本市場の発行額は初めて15兆円を超える見通し。
　NTT　<9432> ［終値2533.5円］7日、国内市場で過去最大となる1兆円の普通社債発行する。

・ニューワーカー　新常態の芽生え（2）
　シェアリングエコノミー協会（東京・千代田）ココナラ（東京・渋谷）のようなスキルシェアサービスの国内市場は30年に最大約1兆9千億円に達する。
　力のある副業者は、同室の社員が集まりがちな企業を変える触媒にもなる。
　正社員主体の画一的な組織から、副業などの多彩な働き手を内包するモザイク状の組織へ。
　その転換はもう始まっている。

・英国と欧州連合（EU）の自由貿易協定（FTA）など将来関係巡る交渉は、合意か決裂かを最終判断する時期が迫る。
　複数の欧州メディアは争点の一つだった英海域での漁業権の対立が緩和したと伝えた。
　なお残る対立点で妥協点を見いだせるかは不透明。
　交渉はEUを離脱した英国が加盟国と同等に扱われる12月末までの移行期間中に、FTAで合意し、関税ゼロの貿易などを維持できるかが焦点。

・新型コロナウイルスの感染拡大巡り、米欧で明暗。
　ロックダウン（都市封鎖）などに踏み切った欧州では新規感染者数は11月上旬のピークから約3割減少、半数の国で拡大期を脱した。
　対照的に米国は歯止めかからず、病床不足の懸念強まる。経済活動への打撃が深まるリスクがある。

・自民党二階俊博幹事長7日、2021年の通常国会を1/18に召集すると明らかに。
　政府・与党は追加経済対策を盛り込んだ20年度第3次補正予算を1月中に成立させ、21年度予算案の年度内成立めざす。

・世界の証券取引所が相次ぎデジタル証券の取引に進出。
　スイス証券取引所運営するSIXグループ、SBIHD　<8473> ［終値2912円］と合弁会社設立するほか、タイ証券取引所も取引市場を開設する。

・中国ネット大手百度（バイドゥ）7日、北京市で初めて運転席を無人にした自動運転車両の行動走行試験の許可を得た。
　走行データの蓄積を増やすことで自動運転技術の開発を加速する。

・韓国半導体大手SKハイニックスは7日、データ保存に使うNAND型フラッシュメモリーで、世界最先端となる176層の新製品を開発した。
　現行の128層と比べてデータ保存性能が35％向上する。

・人民元の上昇が中国の輸出企業の収益を圧迫する要因になっている。
　中国税関総署7日、2020年11月の輸出はドル建てで前年同月比21％伸びたが、人民元建てでは15％増にとどまった。
　元建て収益の目減りは国内の設備投資や家計所得を押し上げる力を弱めかねない。

・世界各国・地域の新型コロナ感染者数（死者数）12/7午後4時現在、米ジョンズ・ホプキンズ大まとめ　世界全体6707.3万人（1536072人）
　米国17/4756998（282310）インド9677203（140573）ブラジル6603540（176941）ロシア2439163（42675）フランス2345648（55247）
　イタリア1728878（60078）英国1727751（61342）スペイン1684647（46252）アルゼンチン1463110（39770）コロンビア1371103（37808）

・宇宙航空研究開発機構（JAXA）7日、探査機「はやぶさ2」が
　オーストラリア南部の砂漠に着陸させた小惑星リュウグウの試料が入ったとみられるカプセルから、ガスを回収したと発表。

・新型コロナウイルスワクチン接種に向けた準備が海外で加速。
　英国で8日に接種始まるほか、米国では来年2月～3月までに一般国民向けの供給が開始される見通し。
　インドネシアには中国製ワクチンが到着。
　日本国内では早ければ今年度内に接種が始まる可能性がある。

・内閣府7日、10月の景気動向指数（速報値）景気の現状示す一致指数がと前月比4.9ポイント上昇の89.7となり、5カ月連続で改善。
　基調判断は「下げ止まり」を据え置く。
　数カ月先の景気を映す「先行指数」は0.5ポイント上昇の93.8に。