占い　ザ・ハーミット

2021年8月13日（金）

・強制労働などの人権侵害がサプライチェーン（供給網）上でないか、日本企業が取引先の調査を強化する。

　花王　<4452> ［終値6722円］化粧品や洗剤に用いるパーム油原料の農園数百万カ所を調べてシステム上で管理。

　塩野義製薬　<4507> ［終値6503円］も制約材料などの生産現場の調査を年内に始める。

・国内で12日、新たに報告された新型コロナウイルスの感染拡大コロナウイルス感染者が1万8800人を超え、過去最多を更新。

　東京都で4989人確認されたほか、大阪府、埼玉県、福岡県でそれぞれ最多の1654人、1528人、1040人が確認された。

　政府の新型コロナウイルス対策分科会「東京の人流を緊急事態宣言を出す直前の7月前半から5割減らす必要がある」と指摘。

・リスキリング（学び直し）で挑む（下）

　失業リスク、女性は3倍。少子化日本の成長左右。

　男性中心の社会構造を見直し、リスキリングなどを通じて女性がキャリアを続けられるようにする工夫が欠かせない。

　なくなる仕事から新たに必要となる仕事への労働移動を進めなければ企業は成長力を失い、世界の競争から取り残される。

・東芝　<6502> ［終値4460円］12日、年内に新体制に移行する計画を明らかに。

　臨時株主総会開き新たな取締役会議長らを選任する。

　業績は最悪期を脱したもののなお低水準。経営の正常化を急ぐ。

・農林水産省は化学肥料や農薬を使わない有機農業への転換を促すため、担い手に補助金を出す新たな制度設ける。

　脱炭素や環境配慮に対する世界的な意識の高まりが背景。

　世界で排出される温暖化ガスのおよそ4分の1は農業分野によるもので、厳しい目が向けられている。

　欧米は脱炭素に向けた大型の支援策をいち早く打ち出す。

　2022年度予算の概算要求に制度の新設盛り込む。金額規模は今後詰める。日本も将来の競争に備える。

・世界のガス価格が高騰している。

　海外では例年、夏は天然ガス価格が安定しやすいが、今年は新型コロナウイルス禍からの経済回復や脱炭素の流れから消費が大幅に増加。

　異常気象の余波やロシアの供給抑制で欧州などの在庫も減少し、需給がひっ迫。

・11日のニューヨーク市場でWTI（ウエスト・テキサス・インターミディエート）原油先物の期近物が続伸、

　前日比0.96ドル（1.4％）高、1バレル69.25ドルで取引終了。

　バイデン米政権が石油輸出機構（OPEC）とロシアなどで構成する「OPECプラス」に増産を要請する声明を出したが、反応薄。

・外国為替市場で英ポンドが堅調。

　対ユーロで1ユーロ＝0.84ポンド台前半と2020年2月以来、およそ1年半ぶりの高値圏で推移。

　英国では経済活動が再開し、景気や物価の回復が鮮明となっている。

・中国の国有通信会社による「本土回帰」の傾向が強まってきた。

　5月に米国の証券取引所の上場廃止が決まった大手2社は近く上海証券取引所に上場する方針で、

　試算を含む資本調達の見込み額は1.7兆円規模に達する。

　米中対立や規制を背景に海外展開はしばらく停滞することになる。

・中国政府12日、自動車メーカーなどに自動運転車のデータ管理の強化を求める通知を出す。

　車両の位置情報を得る衛星測位システムとして、中国独自の「北斗」の搭載を推奨。

　米国との対立先鋭化にらみ米国の全地球測位システム（GPS）の採用を回避する狙いがあるとみられる。

・新型コロナウイルスの発生源を巡って、米中が火花を散らす。

　米国は野党・共和党が「中国の研究所から流出した証拠がある」と主張、バイデン米大統領の支持で別の調査も進む。

　中国は対抗措置として米起源説を持ち出して国内外で宣伝工作展開、情報戦の様相も。

・英統計局12日、2021年4‐6月期の実質国内総生産（GDP）速報値、前期比で4.8％増。

　今春からロックダウン（都市封鎖）が段階的に緩められ、サービス業の再開で個人消費が急回復した。

・香港政府は12日、2021年6月末の人口が739万4700人となり、前年同月比8万7100人（1.2％）減少。

　9万人近くが香港域外に流出。海外への移住が加速。

・世界各国・地域の新型コロナ感染者数前日比（死者数）8/12午後4時現在、米ジョンズ・ホプキンズ大まとめ　世界全体70.6万人（9956人）

　米国135116（342）インド41195（490）ブラジル32443（975）フランス32794（45）ロシア20958（784）英国29381（108）

　トルコ27356（128）アルゼンチン11397（223）コロンビア5368（185）スペイン17023（93）イタリア6921（31）イラン42541（538）

・新学期迎える学校でのマスク着用を義務とすべきかが論争になっている。

　共和優勢州は反対、バイデン米大統領マスク義務化に反対する知事らを「不誠実」と批判。

・停滞する前線の影響で12日は九州中心に大雨に。

　13日以降も非常に激しい雨が続き、降水域も西日本まで広がりそう。

　熊本県和水町では十町川が氾濫、最も危険度が高い場合の避難情報「緊急安全確保」発令。