日経 9月29日
2021年09月29日
2021年9月29日(水)
・政府は28日、新型コロナウイルス対策で発令中の緊急事態宣言と「まん延防止等重点措置」を期限の30日で全面解除する。
宣言地域機で禁止していた飲食店での酒類提供を全国で解禁する。
1カ月ほど行動制限は残し段階的な緩和を探る。
・自民党は29日投開票の総裁選で菅義偉首相(党総裁)の後継となる新総裁を選出する。
国会議員票と党員・党友票による1回目の投票で決着がつかず、決選投票となるのが確実な情勢。
議員票で優位に立つ岸田文雄氏と党員票で優勢な河野太郎氏を軸とする構図に。
新総裁は29日夕に記者会見する。
・世界で原材料高が進むなか、日本市場で外資が日本企業に先行し、値上げする構図が鮮明になってきた。
独フォルクスワーゲン(VW)は最大10万円超、同アウディは同15万円上げる。
国内消費の低迷で値上げできない日本メーカーと対照的。
・塩野義製薬 <4507> [終値7230円]28日、鼻の中に噴霧する新型コロナウイルスワクチンについて、2022年度から臨床試験(治験)始める。
ウイルスが体に侵入する鼻や喉の粘膜の免疫をつけて感染を予防する。
注射技術を持つ人材がいなくても投与できるため、医療環境が整っていない地域や新興国でも使いやすい利点がある。
・自民党総裁選、議員投票は29日午後1時から始まる。
1回目の結果が発表された後、休憩なしで決選投票に移る予定。
午後2時20分ごろ議員票と同時に党員・党友票を公表。決選投票の結果は午後3時40分ごろ。
・経済産業省、再生可能エネルギーの出力抑制の対策を年内にもまとめる。
太陽光や風力による発電を抑える必要が生じた事業者の収入補填を検討する。
需要を上回る発電は停電につながりかねず、出力制御を迫られる場合がある。
・新型コロナウイルス禍で企業の生産性向上に一層重要になったのがデジタル化。
2021年度の経済財政白書は旧来慣行に言及し、価格設定の方法から見直すよう問題提起。
米国では汎用的な定型ソフトウエアなどを生かす「パッケージ開発」が52%と半数超占める。
受託開発も日本と異なり、1週間~1カ月の短い周期で機能の変更や改修を繰り返す「アジャイル開発」が広がる。
アジャイル開発は発注者と受注者が一体となってチームで進める。
期間が短く済み、費用も融通が利く。電子商取引(EC)のサイトやクラウドなどの開発に向く。
ガラパゴス化したソフト開発の見直しに向けて課題は山積み。
・2021年の基準地価では東京圏が底堅さ示す。
金融緩和で運用難になった余剰マネーが収益性の高い都心の不動産に流れ込む。
海外投資ファンド中心に、新型コロナウイルス禍で業績が悪化した企業によるオフィスなどの物件売却の受け皿になっている。
海外マネー頼みは危うさもはらむ。
投資マネーの逆流による衝撃を抑えるためにも、コロナ克服で土地の収益力を引き上げ、
金利上昇による不動産投資の魅力の低下を打ち消せるかが問われる。
・金融庁28日、2024年3月に地方銀行や信用金庫向けに新たな資本規制導入する。
08年のリーマン・ショック後の国際規制(バーゼル3)を踏まえた銀行規制の総仕上げとなる。
株式や劣後債などリスク資産の評価をきびっしくし、金融機関が平時から十分な流動性を維持するように促す。
危機への備えとして金融機関が本来の仲介機能を発揮できるようにする。
・インフレ懸念が再燃し、世界の市場を揺さぶる。
米国の5年国債利回りは28日、1.02%と1年7カ月ぶりの水準まで上昇したほか、原油先物も同日、一時3年ぶりの高値を付けた。
供給制約に伴うインフレが想定より長引くとの懸念が広まったためで、
米連邦準備理事会(FRB)による金融緩和の年内縮小の方針と合わせ、市場の様相が大きく変わろうとしている。
・中国恒大集団の債務問題めぐり、同社が本社を置く広東省深セン市の規制当局が調査に入ったとロイター通信が報じた。
恒大グループ傘下の企業が販売した投資商品が期限内に召喚されなかったことを当局は問題視、返済に取り組むよう求めた。
・中国人民銀行(中央銀行)易網総裁が中国の金融政策巡り「言辞y点で資産購入のオペレーションは必要ない」と指摘。
安定成長と正常な金融市場を維持できると訴えた。
・韓国SKが米国の車載電池市場で、世界シェア2位の韓国LG化学に勝負挑む。
28日に米フォード・モーターとの電池生産合弁で2工場建設する。
米ゼネラル・モーターズ(GM)と組んで先行するLGに対抗する。
・英国でガソリン不足が深刻に。
輸送に必要な運転手が足りず一部店舗が閉鎖したことをきっかけに人々がパニック買いに走ったため。
27日になってもロンドンのガソリンスタンドには長蛇の列ができた。
英全土の約7割が加盟するガソリン小売協会、50~90%のスタンドでガソリンが枯渇したと。
・9月末の会計年度末が迫り、米議会を舞台に財政巡る攻防がヤマ場を迎える。
10年で計3.5兆ドル(約390兆円)の財政支出を目指す法案に関し、与党民主党内の調整が難航。
野党共和党は政府の一時閉鎖と資金枯渇を避けるための法案の乗員採決を27日、阻止した。
・中国の北京市と上海市の一部地域で計画停電が始まった。
停電時間は昼間の数時間が多い。1万人以上が影響を受ける可能性も。北京の人口は約2200万人。
・世界各国・地域の新型コロナ感染者数前日比(死者数)9/28午後4時現在、米ジョンズ・ホプキンズ大まとめ 世界全体50.6万人(8312人)
米国185040(2401)インド18795(179)ブラジル14423(210)英国37583(40)ロシア21731(770)フランス1503(399)
トルコ27188(206)イラン14470(289)アルゼンチン1538(92)コロンビア1015(33)スペイン5039(69)イタリア1773(45)
・緊急事態宣言、半年ぶり全面解除決定。30日の期限で解除する方針。酒・イベント段階的に緩和。
Posted by 占い ザ・ハーミット at 13:20│Comments(0)