日経 8月15日

日経 8月15日

2022年8月15日(月)

・教育の岩盤 漂流する入試(1)大学「推薦・総合型(旧AO)」が過半に 受験生の3分の2が第1志望の大学に進む。

 偏差値時代、終幕の足音。入学後の指導、重み増す。

 「社会や企業は求める人材を明確に示し、大学は厳しい出口管理で学生を鍛えなければ日本の成長はない」

・日本製鉄 <5401> [終値2135.5円]リスキリング(学び直し)を進める社員に対し、最長3年間の休職を認める制度を始めた。

 博士号の取得などを視野に入れた制度で、社員は大学院などに通いやすくする。

・消費者がスマホ決済アプリ「PayPay」などから別の決済アプリや銀行に来年にも直接送金できる見通しになった。

 全国銀行協会は電子マネーを提供するフィンテック企業が日銀 <8301> [終値26010円]に口座を開放することを条件に、

 銀行間の送金システム「全国銀行データ通信システム(全銀システム)」への加盟を解禁する。

 対象は「PayPay」、「LINE pay」、NTTドコモやauペイメント、楽天Edy、セブン・ペイメントサービスなど。

・米連邦捜査局(FBI)8日の家宅捜査で機密文書を押収。隠匿疑惑浮上。

 トランプ前大統領の弁護士が6月に南部フロリダ州の邸宅に機密文書は残っていないと司法省に伝えていた。

 トランプ氏の関与が焦点となる。

・経済苦境に陥る低所得国が増加。

 株・債券・通貨が同時に売られる「トリプル安」が目立ち、長期金利が10%を超えた国が15カ国となった。

 国際通貨基金(IMF)7月末の支援残高は2019年比で5割増と過去最大。

 08年のリーマン・ショック後の金融危機の水準を上回る。

 新興国危機が世界経済の波乱要因になる可能性が一段と高まっている。

・西村康稔経済産業相14日、ガソリン価格の高騰を抑えるため元売りに支給する補助金に関して、

 9月末に迎える期限の延長に前向きな考えを示した。「適切に対応していく」と述べる。

・中国で新型コロナウイルスのかんっ銭拡大が夏の観光シーズンを直撃。

 当局が各地で移動制限や観光施設の封鎖を決め、南部のリゾート地では8万人の観光客が足止めに。

 厳格な感染封じ込めを狙う「ゼロコロナ」政策が経済の足かせになっている。

・サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコ14日、

 2022年4‐6月期決算は、純利益が前年同期比90%増、484億ドル(約6兆4000億円)。

 原油高の追い風が続き、四半期として19年の上場以降で最高を更新。

・スマートフォン向けゲームを提供する世界大手がビジネスモデルを転換している。

 中国のテンセント(騰訊控股)などは有料チケット方式に力を入れ、人気を集めている。

 一方、日本勢は希少なキャラクターやアイテムが手に入る有料電子くじ「ガチャ」方式が多い。

 ガチャは射幸性(ギャンブル性)の高さから世界では規制が広がる。

 ・ジャムコ <7408> [終値1196円]フィリピンでギャレー(厨房)の生産体制を整える。

 ギャレーの壁面パネルなど部品をつくっている既存工場に十数億円を投じ、完成品のラインを構築する。

 新潟県の工場と合わせて、完成品の生産を国内外2拠点体制に増強する。

 新型コロナウイルス禍は長引いているが、将来的な国際線の旅客需要の回復に備える。

・先端半導体の量産技術で世界の先頭を走る台湾積体電路製造(TSMC)が熊本県にやってくる。

 2024年末には初出荷する計画で、地元の盛り上がりは尋常ではない。

 地域経済やひいては日本全体のマインドを変える可能性を秘めているポイントは4つ。

 1.スピード:1兆円規模の工場をわずか2年半のリードタイムで更地に建設

 2.英語:英語による面接試験を実施。内定者に送られる分厚い書類はすべて英語で、賞与まども詳細に規定

 3.賃金:大卒初任給は28万円と県内平均より7万円高い。経験者の中途採用にも積極的

 4.グリーン調達:2024年末のJASM創業時から再生可能エネルギー100%で、運営。

 九州電力 <9508> [終値840円]などもJASM特需を見込み、カーボンフリー電源の拡大に動く。

 TSMCが合法になって、これまで日本全体にほぼ均等に分散していた半導体拠点の西日本シフトが進むかもしれない。

 電力事情は今後の日本や世界の産業地図を塗り替える変数となる。

・日米両政府が9/27に東京・日本武道館で営まれる安倍晋三元首相の国葬に、

 米国ハリス米副大統領とオバマ元大統領が参列する方向で調整。

・12日出そろった石油元売り大手3社の2022年4‐6月期連結決算、全社で同期としての売上高、最終利益が最高に。

 原油価格の高騰や円安が重なり、依然仕入れた備蓄石油の在庫評価益が膨らみ利益を押し上げた。

 ENEOSHD <5020> [終値507.2円]4‐6月期最終利益前年同期比約2.3倍、2213億円。



Posted by 占い ザ・ハーミット at 12:45│Comments(0)
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