日経 4月9日

日経 4月9日


2012年4月9日(火)

・日銀金融緩和受け、企業相次ぎ社債発行へ。日産 <7201> [終値979円]NTT <9432> [終値4325円]4月中に1000億円起債準備。
 セブン&アイ <3382> [終値3455円]3年ぶり14年2月期3400億円に社債発行検討。
 ブリヂストン <5108> [終値3545円]オリックス <8591> [終値1481円]近鉄 <9041> [終値462円]も数百億円規模の社債発行予定

・東京株式市場日経平均株価4営業日連続上昇、約4年7ヵ月ぶり終値で1万3792円59銭と1万3000円台回復。上げ幅今年2番目の大きさ。

・英国で1979年から11年間首相務めたマーガレット・サッチャー氏8日、脳卒中のため死去。87歳。

・米金融危機予言した有力エコノミスト、ノリエル・ルービニ氏変節。3日NY、ルービニ氏「円安と株高で日本の景気は今年、回復する」
 「ドクター破滅」との異名を取る同氏が「日本は急ピッチで景気が悪化する」と警告したのはわずか4ヵ月前。
 3月末訪日で脱デフレに向けた政府・日銀の意思と実行力を確信したと。

・安倍晋三首相メキシコのぺニャニエト大統領と首相官邸で会談、
 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉への早期参加に向けて連携呼びかけ、大統領は日本の参加に支持表明。
 TPP交渉参加する11ヵ国のうち、すでに6ヵ国が日本の参加支持、メキシコは7ヵ国目となる。
 TPP交渉導する米国支持決めておらず、米議会の出方が焦点。

・日銀 <8301> [終値74900円]大胆緩和から4日たった週明け8日の外国為替市場では円安の勢いが増す。
 夕方一時1ドル=99円台と3年11ヵ月ぶりの水準まで円安が進み、100円超え視野に入る。

・東電 <9501> [終値298円]福島第一原子力発電所汚染水処理問題、原因究明遅れ、現状はほころび目立つ。続くトラブル反発強まる。

・内閣府まとめた3月の景気ウォッチャー調査(街角景気)足元の景況感示す現状判断指数前月比4.1ポイント上昇57.3。
 2006年3月過去最高水準に7年ぶりに並んだ。上昇は5ヵ月連続。輸出企業からは「受注増」との報告目立った。
 先行き判断指数は前月比0.2ポイント低い57.5と5ヵ月ぶりの低下に。円安による輸入物価上昇の影響を懸念する声も。

・2月の日本の旅行収支796億円の赤字と赤字幅前年同月比317億円縮小。
 円安進行が追い風となり、韓国や台湾などアジアから旅行者数が軒並み増加。赤字縮小の要因は訪日外国人の復調。

・東京商工リサーチ(東京・千代田)2012年度企業倒産件数鵜前年度比7.7%減1万1719件。件数ベースでは21年ぶりの低水準。
 中小企業金融円滑化法の期限切れた今年度は企業倒産増える可能性も。

・インドネシア政府、日本など5ヵ国・地域の鋼板に反ダンピング(不当廉売)課税発動、関係国に波紋広げる。
 対象日本、韓国、中国、ベトナム、台湾から輸入する冷延鋼板。期間3月19日から3年間。
 課税率人日鉄住金 <5401> [終値233円]神戸鋼 <5406> [終値118円]が最も高い55.6%。

・北朝鮮平壌駐在の一部外交官に対し「10日にも日本を越え、太平洋に向けてミサイル発射する」と通告していたことが8日判明。

・経済産業省資源エネルギー庁、日本海側の資源開発本格化させる。
 新潟県佐渡沖南西約30KMの海底で4月中旬から石油と天然ガスの埋蔵量調査に着手。
 6月下旬から数日間にわたって海底下から石油・天然ガスを取り出す産出試験実施。
 次世代天然ガス資源メタンハイドレートについても佐渡沖と石川県沖で資源量を調査する予定。
 佐渡南西沖採掘調査はJXHD <5020> [終値507円]傘下JX日鉱日石開発と石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)に委託。

・上海市政府8日、鳥インフルエンザウイルス「H7N9型」の感染者が新たに1人確認既に死亡。中国江蘇省政府も8日2人感染、重体と発表。
 中国全体でス社7名、感染は24名に。「人から人への感染を示す証拠はない」

・安倍晋三政権経済対策「アベノミクス」で急速に進んだ円安効果。「功罪」綱引き。
 2月の経常収支は海外子会社からの配当収入など所得収支の黒字額増、4ヵ月ぶりに黒字転換。
 円安に伴う輸入価格上昇受け3月景気ウォッチャー調査先行き判断指数は5ヵ月ぶり悪化。「行き過ぎ」警戒感も。



Posted by 占い ザ・ハーミット at 13:37│Comments(0)
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