占い　ザ・ハーミット

2012年6月12日



・日銀　<8301> ［終値60000円］金融政策決定会合で長期金利上昇抑える追加策の導入見送り。
　市場、日銀が金融機関に低利資金貸し出す「固定金利オペ（公開市場操作）」拡充期待膨らむも動かず。
　黒田東彦日銀総裁、金融市場は「次第に落ち着き取り戻していく」「弾力的な引用で長期金利の変動抑制していくことは可能」と自信。
　見送り理由の一つは、今回動けば「戦力の逐次投入はしない」と黒田日銀の哲学に反する恐れ。

・アスクル　<2678> ［終値1621円］一般用医薬品（大衆薬）インターネット販売に参入。
　今月中旬からビタミン剤など副作用リスク最も低い第3類医薬品販売開始。
　8月には風邪薬など副作用リスク高い第1類と第2類も扱い、大衆薬のネット販売では最大級約4000品目そろえる。

・政府、企業支援税制の一環で、法人が特許使用料など知的財産活用して得た所得への課税軽減する制度の検討に着手。
　研究開発や生産の拠点の海外流出防ぐ狙い。

・政府2013年度中イラクに総額1200億円の円借款供与へ。南部港湾整備、日本企業の受注義務付けるひも付き円借款に。

・昭和電工　<4004> ［終値143円］昨年8月から実質的休止していた中国レアアース（希土類）合金工場月内再稼働。
　日系自動車メーカのハイブリッド車（HV）のモーター向けの需要回復見込む。

・日経平均株価反落、終値前日比196円58銭（1.45%）安1万3317円62銭。
　日銀金融政策決定会合で金融政策現状維持受け、追加策期待の短期取引中心とする投資家、株価指数先物への売り拡大。

・ソフトバンク　<9984> ［終値5500円］
　米携帯電話3位スプリント・ネクステルの買収総額15億ドル（約1500億円）引き上げでスプリントと合意、
　同社と買収提案審査する特別委員会や大株主の支持勝ち取った。「買収防衛策」導入義務付け、勝算高まる。
　ソフトバンク買収額増額原資は月内にも発行する個人投資家向け国内普通社債（SB）4000億円の一部充て、新たな資金調達必要なく。
　対抗ディッシュ・ネットワーク18日までに「最善で最後の提案」も米国では買収断念との見方も。

・米国やカナダに続き、欧州やアジアで新型天然ガス「シェールガス」の開発加速。日本の資源調達にも追い風に。

・政府11日、東南アジア向けの観光査証（ビザ）の発給要件緩和する。
　訪日観光客の国内消費現状の4倍強、5兆円規模に引き上げる目標の達成に向け布石。

・日銀　<8301> ［終値60000円］11日金融政策決定会合で従来の金融緩和続ける一方、追加的な対策見送る。
　海外勢の円買い・ドル売り誘う。投資家の関心は来週の米連邦公開市場委員会（FOMC）とバーナンキFRB議長の記者会見に移りつつ。

・世界最大規模のゲーム見本市「E3」11日（日本時間12日未明）開幕。
　ソニー・コンピューターエンタたテインメント（SCE）　<6758> ［終値2023円］
　次世代ゲーム機「プレイステーション（PS）4」に動画や音楽も配信。2014年「クラウドゲーム」に参入計画発表。

・神戸鋼　<5406> ［終値129円］
　ノルウェーアルミニウム大手、ノルスクハイドロ（オスロ）と自動車車体などに使うパネル材で技術協力。　

・三菱重工　<7011> ［終値544円］日立　<6501> ［終値658円］火力発電システム事業統合契約。
　統合新会社の株式の一部、日立が重工から297億円で買い取る。出資比率重工65%、日立35%に。

・東京市場株価の乱高下収まらず。11日日経平均株価一時200円超える大幅反落。
　背景には巨額投資資金動かす海外ヘッジファンドの利益確定や米金融政策の行方巡る思惑など複雑に絡み合う。
　戦後11番目の下落（1143円安）記録した5/23から14営業日中11営業日で1日の値動きが300円超。
　政策で「日本経済が強くなる」との見方と「まやかし」と見る派に割れているとの声も。

・東電　<9501> ［終値534円］東日本大震災から2年3ヵ月、福島第一原発報道陣に公開。現場では1日約3千人が廃炉作業に従事。
　汚染水今も一日400トン増、タンク増設続く。完了まで40年かかるとされる廃炉が工程表通り進むか疑問も。

・日立　<6501> ［終値658円］ベトナム・ホーチミン市で2018年開業予定、都市鉄道車両やシステム一式受注。受注総額約370億円。

・日銀　<8301> ［終値60000円］ジレンマに陥っている。
　過度に長期金利に働き掛けることが、金融緩和で目指す株式や貸し出しなどへの資金移動妨げかねないと判断