占い　ザ・ハーミット

2012年7月23日（火）

・安倍晋三首相22日、参院選受けて記者会見。当面の優先課題は「15年にわたるデフレからの脱却する。そのことに集中していく」と強調。
　集団的自衛権の行使可能にする憲法解釈の変更に向けた議論推進も。長期政権への意欲も示す。

・東電　<9501> ［終値703円］22日、
　福島第一原子力発電所の井戸から放射性物質検出問題で、汚染水が「海に流出している可能性がある」と認める。汚染は港湾内にとどまる。

・新日鉄住金　<5401> ［終値299円］トヨタ　<7203> ［終値6490円］
　2013年度上期（13年4-9月）の鋼板価格12年度下期比1トン当たり1万円（約10%）値上げで合意。
　円高修正で自動車各社業績大きく好転。鉄鋼各社は鉄鉱石など輸入原料の負担が増し収益回復遅れていた。
　円高修正の恩恵が素材や部品など周辺産業に広がる可能性も。　

・中国インターネット通信販売市場規模、2013年に約1800億ドル（約18兆円）に拡大する見込み。
　スマートフォン（スマホ）など普及によって利用者すでに2億7000万人。日本抜き世界第2位の市場規模になる。

・長期金利じりじり低下。22日には指標の新発10年物国債利回りが0.785%と約2ヵ月ぶりの水準まで低下（価格は上昇）。
　債券相場の乱高下はひとまず収まる。国債から株式、外債などリスク資産に資金シフトさせようとするもう一つの狙いは道半ば。

・東電　<9501> ［終値703円］
　福島第一原子力発電所1～4号機の廃炉費用100億円増えるごとに家庭用電気料金が平均で月1.7円値上がりするとの試算。

・経産省22日、新潟県佐渡南西沖、石油・天然ガス試掘で埋蔵確認できず。調査民間で100億円の費用掛かる。

・与党圧勝を受けて22日金融・証券市場、投資家が政策の「次の一手」注視しようという姿勢強めた。
　日経平均株価はもみ合う展開、円相場1ドル=100円を挟んで推移。当面の焦点は消費増税とその判断のカギとなる4-6月期国内総生産（GDP）。

・石油天然ガス・金属鉱物資源機構（JOGMEC）22日、
　日本が取得した太平洋の公海のコバルトリッチクラストの探査鉱区に日本の年間消費量の40年分に相当するコバルトが埋蔵しているとの推計。

・米国2000年以降生まれた雇用の大半が、外国からの移民に回っていることが明らかに。低賃金労働に集中。米国内の雇用への影響も争点に。

・中国税収などの歳入の伸び低迷。今年1-6月の中央と地方合わせた歳入は前年同期比7.5%増と年間予算で見込む8%増に届かず。
　大型景気対策のような大規模な財政出動をする余裕が乏しくなりつつある。

・米中古住宅販売（6月）年率換算で508万戸と前月比1.2%減。市場予測平均（528万戸）下回り、3ヵ月ぶりの減少。前年同月比15.2%増。
　販売価格（中央値）21万4200ドル（約2130万円）と前年同月比13.5%上昇。

・韓国サムスン電子終われる立場に。レノボ・グループやTCL集団などの中国電機大手が新興国でサムスンの牙城崩しつつある。

・自動車部品大手、中国で増産投資再開へ。

　曙ブレーキ　<7238> ［終値524円］と小糸製作所　<7276> ［終値1987円］昨秋の日中関係の悪化で凍結の能力増強計画の実施に踏み切る。

　曙ブレーキ2014年に本格稼働し、乗用車用部品ディスクブレーキの生産能力15年に13年計画比2倍に増強。投資額約4億円。

　小糸製作所広州新工場で自動車用ランプ生産9月に始める。昨年20億円投じ新設し今春稼働予定を延期。年間生産能力3倍になる。

・デンソー　<6902> ［終値4965円］独BMWが瀋陽に建設するエンジン新工場向けにエンジンスターター2015年から供給。

　トヨタ紡織　<3116> ［終値1547円］2016年瀋陽で自動車の天井部分など生産する新工場稼働、欧米メーカーとの取引増やす。

・政府消費増税の実施判断に合わせて2013年度補正予算秋にも編成する方向で検討。
　14年4月から増税しても景気落ち込まないように経済対策講じ、景気回復と財政再建の両立目指す。

・シャープ　<6753> ［終値450円］韓国LGエレクトロニクスから32型テレビ向け液晶パネル受注。亀山第2工場（三重県亀山市）で生産。
　32型は安価も当面工場稼働率向上優先させ、中長期の視線で利益率高い中小型パネルの本格受注につなげる。

・6月のスーパー売上高既存店ベースで前年同月比2.7%増、3ヵ月ぶりに前年上回る。夏物商品が良く売れた。